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Rちゃんと「岩清水弘」の赤飯

敬老の日なのでまたお赤飯を炊くことにしました。
我が家の敬老様が好きなもので(笑)

「お赤飯と一緒に今日はエビフライにしよう」

そう思って買い物に行きました。
でもあまりいいエビがない。
前は大きめのいいエビがあったのになあ。

とりあえずそこそこのエビをカートに入れて買い物を続けてたんですが、ふと目に留まったお刺身がおいしそうだった。

「エビフライはまた今度にしてお刺身にするか」

なんでかそう思い直し、エビを戻してお刺身を買いました。

お赤飯用の小豆は昨日炊いてある。
ちょっと柔らかくなったけど。
もち米も小豆の茹で汁に漬けてある。

後は炊くだけなんですが、たまたま栗を見つけました。
熊本産の栗。
見たところ1袋に十数個入って300円ちょい。
そこそこお高いけど、まあ敬老の日だしね。
2袋買って帰りました。
お赤飯に入れて栗おこわにする。

昼食後、テーブルのところで父親と話ししつつ、テレビ見つつ栗をむいてました。
生の栗って結構むくの大変なのよ。
んでもお刺身にしたし、まあ栗ぐらいむけるだろう。

ちょうど1袋むいて2袋目を袋から出した時、店の方で声がしました。
1時半ぐらいだったかなあ、いつもだったら早いとこれぐらいに夕刊が来たりするけど、今日は祝日で新聞はない、お客さんか?

違った、垂水の、亡くなったいとこの旦那さんのRちゃんです。
ええっ、今この状態で?Σ( ̄▽ ̄;)

Rちゃんは畑を借りて家庭菜園をしています。
今日も作物を持って来てくれた。
いつもありがとうです。

慌ててテーブルの上の栗の皮とかも片付けて、いそいで席を空けました。
座ってもらって、お茶とお菓子を出して、自分は流しの方へ。
どうすべ、栗・・・

ちょっとタイミングが悪い。
もしも、まだ栗をむく前だったら、今回はもう栗は茹でて食べようとかできたのに、半分むいた時ってタイミング悪い~

それでも父親と話してるのに参加しつつ、栗をむき続けました。

しばらくしたら父親が、

「それ、間に合いそうか?」

って聞いてきた・・・

「ちょっと無理かも」

そう言ってむき続けて、なんとか全部むけたので、お赤飯を炊くので炊きあがるまでいられるかどうか聞いて、急いで準備しました。

父親が座ってる椅子を取り上げて蒸し器を出し、洗ってお湯をまず沸かす。
栗も切って洗って水に漬けておき、小豆の煮汁に漬けてあったもち米の水をボウルに移してザルで水を切る。
蒸し器を洗って蒸し布敷いてお米入れて栗入れて、小豆は柔らかくなったから後にしよう。

お湯が湧いてきたので蒸し器乗っけて、その間に洗い物して、寿司桶も出して洗って濡らして。

このへんがね、テーブル使えないと大変なのよ。
どれも大きいし、うちの実家の流し台は小さい、そして今日は色々買い物して物が多いし、豆苗も育てて。
物を置いたり洗ったりするだけでそりゃもう大変でした。

やっと蒸し上がったので寿司桶に移してざっと混ぜ、それを容器に入れて、持って帰ってもらうようにできたー!
大変だった・・・

それから千葉のいとこ(Rちゃんの奥さんのお兄さん)のところに大丈夫かとか父親と2人で電話したり、なんやかんやして3時半過ぎに帰ったかな。

「よかった、エビフライやめて・・・」

虫が知らせてくれたのかなあ、いきなりやめる気になったの。
いやあ、本当によかった。

その間ずっと立ち続けの働き続けだったもので、ちょっと座って一休み。
休み、なんだけど、座ってできることやらんと。

今日は「大根のけん(ツマ)」が売ってなかったので、大根で作ろうとマンションにあるのを取りに行ってたんですよね。
その時にととろさんにお昼ご飯のたこ焼きほうりこんできたし(笑)

急いで大根のかつらむきして作ってたら、父親が何かしてほしそうにこっちを見てる・・・

お昼ご飯の時に店の物を倉庫に持っていき、代わりに他のを持ってきてほしいと言われてたのです。
でもね、2時間もずっと立ちっぱなしで働いてて、ちょっと座りたいのよ、力仕事の前に。

大根だけ切り終えて倉庫行き来して、そうしてる間にご飯の時間が近づいてきた。

お刺身切って、その端っこ集めてすまし汁を作り、お赤飯とお刺身をざっと盛り付けて今夜の敬老定食です。

20190916a

幸いにもお刺身もすまし汁も、そして栗おこわもおいしかったんだけど、

「ちょっと硬い、まるで岩清水弘のシチューみたい、目が覚めて火を入れたらパーフェクト、的な」

と、「愛と誠」を読んだことがある人しか分からないような感想を持ちました(笑)

おいしかったんだけどね、もうちょいだけ茹で汁かけて蒸したらパーフェクトだったなあ。
残ったのを明日レンジでチンしたらちょうどいいかも、な感じ。

そういうわけで、非常に慌ただしい敬老の日でした。
来客は年寄りが喜ぶが、来年はもうちょいゆっくりしたいもんだね(笑)