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続・甲状腺腫瘍の話~細胞診

昨日は「良性だよ」ってお手紙がきた、という話でしたが、今日は「細胞診」について書こうかなと思いました。
だって、やったことない人が多いだろうし、どんな感じだったのか知りたくないですか?

エコーと血液検査の結果「多分良性」と言われて「可能性ゼロにしたかったら細胞診」と言われたので「やる!」と予約を取ってもらいました。
その待ち時間の間2時間ほどランチタイム(笑)

Rにゃんと別れ、もう一度病院に戻っていよいよ「細胞診」です。
ここの病院はロッカーがあったので、なんとなく預けてみた。
後でこれが「良かった!」と思うことになる。

歯医者や耳鼻科のような後にもたれるようなタイプの椅子に座り、頭のところを低くされて上向いてそこにもたれるように、斜めに天井を見るような感じで座りました。

私は左右にあったので(小さいのも含めて数個あった)左右から取ります。
左だったかな、の小さいのはどうするか聞かれたんだが、どうせだからやってまえー!ってことで頼みました。

「針が刺さってる間は動いたりつばを飲んだりしないでくださいね」

と看護師さんに言われ、特に押さえつけられることもなく上向いて自発的に大人しく座ってます。

先生が来て、エコー当てて場所を決め、消毒したら針がぶすり!

そこまで痛くはないです。
前もって「採血ぐらい」と言われてたけどそのぐらい。
全く痛くないとは言いませんが、まあ我慢できます。

その針を、エコー見ながら患部まで刺してぐりぐりっと細胞を取ります。
この「ぐりぐり」も特別痛いってわけではないけど、なんか気色悪い。
そりゃぐりぐりされるんですから。
でも数秒でぐりぐりタイムも終わり、その針を持って先生が壁際に置いてある何か容器でしょうな、そこに細胞を入れに行きました。

それを左右2回ずつ、合計4回ぐりぐりされて終わり。

終わったら看護師さんが上から絆創膏を貼ってくれて、

「20分ほど押さえてもらいます、どっちの手がいいですか?」

と言われ、黙って利き手の右手を上げたら、

「右手ですね、じゃあこうして」

と、私の場合両側だったので親指と人差し指で、前から見たら自分の首を右手で締めてるような感じで押さえた状態にされ、

「このまま押さえて待合室で待っててくださいね」

と、細胞診室から出されました。

しゃべっていいんでしょうが、なんとなくしゃべりづらい。
しゃべっちゃいかん、ってな気がして小さい声で「ありがとうございました」とつぶやいて部屋の外へ。

針で刺された部分、痛いんだか痛くないんだか分からない。
だって、自分でぐいっと押さえてるから。

なんとなく荷物預けてよかった。
もしも上着や荷物あったら一人でこの体勢はちょっとつらい。

そのまま待合室の椅子に座って「20分か」と時計を見て、大体の時間を予測する。

んでね、この時に気づいたのよ。

「しまった、左手にしてもらえばよかった」

覚えてらっしゃらない方も多いでしょうが、昨年夏の最終日、すっ転んで右手親指を剥離骨折してしまったのですよ。
もう骨はくっついてますが、今でもまだなんか筋が腫れてて太くて握り込めない状態です。
それに使ってなかったからか、やや筋力も落ちてる感じ。

その親指でぐいっと押さえてないといけない。
うむ、辛い。
針指すよりそっちの方が辛い。

本気ですんげえつらい!
時計見てもまだ5分も経ってない。
まだこの状態で15分か・・・

押さえてられなくて左手で自分の右手を下から支えてたんですが、何しろ親指が辛い。
腕が下がってこないようにじゃなく、親指のヘルプしてやらんと親指が死ぬ!

そういうわけで、右手の上から左手で押さえる。
つまり、知らん人が見たらまるで自分で自分の首絞めてるような状態。
めっちゃかっこわるい(笑)

「早く次の検査の人終わって来てくれないか」

ここはそういう検査とか受けて知ってる人も多いだろうと思うけど、知らん人もやっぱり多いと思うのよ。

「あの人、自分で自分の首締めながら座ってどうしたんだ」

と、私なら思う、気味悪い(笑)

他にも同じような姿勢してる人がいたら「検査かな」とか思ってもらえるだろうけど、今のところ私だけ。
うわ~なんか恥ずかしい(笑)

次の人がなんでかなかなか来ない。
というか、そりゃ検査するのに一瞬じゃないんだから、そりゃ10分も15分も20分もかかるわな。
待ってるとそんだけ時間が長く感じるということだ・・・

指がしびれてきて「早く時間たて~」と思ってるとしばらくして後の人が同じポーズでやってきた。
付き添いがいて声かけてて、検査したんだなと一目で分かる。

そうか、私の場合一人で首絞めてるから変なんだ。
誰かいて声かけてくれたら変じゃない!
そのことに気づいてしまった(笑)

そうこうしてると20分経ったけど、なかなか看護師さん来てくれない・・・

血が止まってるかどうか見てくれるらしいんだが、看護師さんも色々やってるから20分以上経ってから来るのかも知れない。

うぐぐう~もう時間来たと思ってからがまた辛い。
苦しんでると25分ぐらいしてやっと来てくれて、血が止まってるのを確認して、絆創膏張り替えてくれて終了です。

まあこんな感じ。
病院によると思うけど、私が検査受けた病院は検査結果を郵送もしてくれました。
それで頼んだわけですね。

言いたかったのは以下のことかな。

・細胞診はそんなに痛くない
・検査後に押さえる時間20分ほどが場合によっては辛いかも
・首押さえるからロッカーとかあるなら荷物預けた方がいいぞ

です。

金額は検査全部含めて8000円ぐらいだったかな。
保険が効くのでそう高くありませんでした。

「気になったら即検査」の続編でした。
ちょっとだけでも参考になったらいいなあ。

甲状腺腫瘍

「甲状腺に腫瘍があります」

先週の月曜日、5年ぶりに頸部のエコーをやった結果、主治医からそう言われました。

いや、びっくりしました、びびりました。
その前にエコーの検査してる時から検査技師さんの物言いとかがちょっ~っとばかり引っかかったんですよね。

「5年前の所見にあるんですが何か聞いてます?」
「なにか書いてあるんですか?」
「ちょっと書いてあります」
「何かあるんですか?」
「僕たちはそういうの言えないんですよ、主治医から話がありますから」
「怖いもんですか?」
「そういうのも言えないんです」

こういうやり取りがあったんですよね。

大体「なんかあった時」って検査技師さんや先生の様子がな~んかおかしい。
看護師さん達は比較的普通に笑顔なんですが、先生達は様子で「あれ?」と思うような態度取るよね。

んで、聞いてみたら、5年前に入院した時のエコーに小さい腫瘍が写ってたそうな。
でも甲状腺の腫瘍ってかなりの数の人が持ってて、小さいと無視するんだって。

「それが大きくなってきてるので専門の病院で検査した方がいいです」

がーん!

「甲状腺腫瘍ってのは良性が大部分なんですが、もしものことがあってはいけないから」
「僕は専門ではないのでなんとも言えないので」

そういうわけで紹介状書いてもらうことになりました。
これが月曜日の午後のことね。

で、待合室で紹介状書いてもらうの待ってたら事務の人が来て「予約はどうするか」とか聞いてくれたんですよ。
先週は火曜日も水曜日も病院の予定が入ってたので「できるだけ早く行きたいから」と木曜日、金曜日の予約が取れるか聞いてもらってました。

んで、気づいた。

「明日はとーちゃんの病院午前中だから午後からあるかな」

聞いてもらったら初診は午前中だけなんだそうだ。

そしてまた考えた。

「とーちゃんの明日の病院は比較的予約を移動しやすい、来週にしてもらおう」

そんで、

「明日の朝行きます」

飛び込みで行くことになりました。

今までに通ってる病院よりずっと遠い病院です。
でも高速使ったら車で1時間ぐらいで行けたので、病院が始まる前から行って診てもらうことになりました。

実はこの病院、行ったことはないがよく知ってる病院なんです。
子供の頃、おばさんの家や大伯母の料亭があったのがこの病院の近く。
そして友人のRにゃんもこの近くに住んでる。
それでRにゃんに言ったら「渡したいものがあるし」と、診察の後でエコーと血液検査をしてもらい、その結果の待ち時間に病院に来てくれました。
ありがたや~

待ってる間色々話をして、呼ばれたから診察室へ。
その段階で気がついた。

「あれ、一人なん私だけ?( ̄▽ ̄)」

おそらくですが、私みたいに言われて検査に来てる人も多いんでしょうね。
不安なのかお友達か家族か分かりませんが、大抵の人に付き添いの人がいる。

「もしも怖いものだと言われたら一人で結果聞くことになるのか」

その段階で漠然と怖くなりました。

ととろさんが着いていこうかと言ってくれてたんですが、遠いし一日かかる気がするし、ととろさん絶好調じゃないしで断ったのです。
ちゃんと連絡するからって。
主治医から「大部分は良性」って聞いてたし、自分でも調べて本当にそうらしいと思ったから。

んでもね、もしものことってあるしなあ。
私の前の人とか大学病院とか紹介されてたし、他の人も何人かそういう声が聞こえてくる。
専門病院からさらに他を紹介されるって。

すごく不安でした。

ですが、エコーと血液検査の結果、

「こういうのは99パーセント良性です」

やった!
よかったー (ノ_・、)

色々説明聞いて、そして先生が、

「可能性をゼロにしようと思ったら細胞診しかないですが、どうします?」
「・・・どうしたもんでしょう?」
「それはそちらが決めていただかないと」
「やります!やってくだちい!」

ってことで、やることになりました。

この検査でまた2時間ほど待つことになったのでRにゃんにそう連絡したら、

「じゃあランチしましょう」

ということになり、先週のピザのお店に行ったわけですな(笑)

ほぼ大丈夫だと思ってたけど、その細胞診の結果が今日届きました。

「良性」

よかったー!
やっと100パーセント安心できる!

それでもね、腫瘍があるのはあるので、これからは半年とか1年とかに1回はその病院で検査です。

はあ、また行く病院増えちまったぜ( ̄▽ ̄)

でもその時にはそれ理由にRにゃんとランチしましょうと言ってるので、半分楽しみに通うことになると思います(笑)

言いたいことが一つあります。

「おかしいかなと思ったら考えずにすぐ行け!」
「先生が様子見ようと行っても自分が心配だったら無駄覚悟で検査しろ!」
「とにかく後で後悔だけはしないように!」

今回、私はたまたま良性だったけど、うっかり先生が見逃しても責任取ってくれないのです。
おかしいと思ったらすぐ検査。
怖がってる時間はないです。
今まで色んな人見てきて思うことです。

怖い病気が見つかっても、早ければ早いほどなんとかなる。
1年後に「昨年来ておけばよかった」と思っても遅い。

とりあえずよかったー\( ̄▽ ̄)/( ̄人 ̄)\( ̄▽ ̄)/( ̄人 ̄)