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ヘアドネーション

金曜日の夜に手をケガしたもので、土曜日の夜はお風呂に入らずにおりました。

昨日の日曜日、お風呂に入って頭を洗いながら思った・・・

「洗いにくい」

お風呂から出ても思った・・・

「乾かしにく」

そしてさらに思った・・・

「そうか、今か」

何が「今」かと言いますと、髪を切るタイミングです。

実は、ずっと伸ばしてました。
伸びたら寄付しようと思って。

最初に思ったのは2014年の秋です。

前年、腰を痛めて痛みで七転八倒しながら入院していた時、私の髪はとっても長かった。
退院する前に、病院に来る散髪屋さんに切ってもらうつもりが、看護師さんの連絡ミスか何かで切ってもらえなかった( ̄▽ ̄)

で、退院してからは長く座ってられないから、さっと切ってもらって終わる1000円カットで短くしてもらいました。
その時は知らなかったのよね、ドネーション。

それからは適当な長さに1000円カットで切ってもらってました。

その翌年の5月、今度は脳の血管が詰まりそうになり、もうちょっとで死ぬところになり、お薬が増えました。

「これでもう献血できひんなあ」

もうお薬やめられないだろうから、そうなると献血はできないはず。

私は以前、結構献血してたんです。
それが、これもお薬飲むようになってできなくなりました。
いつか薬やめたらまたやろうと思ってたのに、今度の薬は多分ずっと飲み続けないといけない。
つまりもう献血できない。

なんとなくさびしい。
けど、どうしようもない。

それっきり忘れてたんですが、その年の9月頃、たまたまネットで見つけて「ヘアドネーション」のことを知りました。

年齢も性別も関係ない、髪の毛さえあればできる。
それで伸ばし始めました。

「寄付できる31センチになったら寄付しよう」

そう思って2年ぐらい経ち、そろそろ行こうかなと思った頃、あっちこっちで聞くようになったドネーション関係の記事でちょっと気になることがありました。

「31センチになったら寄付に来る人が多いがもっと長い髪が欲しい人もいる」

そしてもう一つは、

「ウィッグができるまで1年以上待つのに、わざわざ人毛で作る必要はあるのか」

という記事でした。

どっちもちょっと自分の中で引っかかった。
私も31センチになったら寄付しようと思ったんですが、なるほど、それでみんなが31センチばっかり持って行ってもなあ。
どうせならもうちょっと伸ばす?

そして、人毛がいるのかどうかってのも、確かに今は質がいい人工の毛があるのに待ってまで人毛にこだわらなくてもいいかも、今欲しいよね、必要な人は。

色々考えて結論として、

「自分の気が済むまで伸ばそう」
「寄付のためだけに伸ばすのはなんか違う気がする、だったら長い髪の毛を楽しんで、それでも寄付しようと思ったらにしよう」

そしてさらに2年ほど伸ばして今です(笑)

今日、美容院に行くのに出かけるから父親に言うまで、誰にも言わずに黙って伸ばしてました。
だって、寄付するかどうかその時にならないと分からないし、人に言って伸ばすのもなんか違うと思ったので。
寄付することのためだけに、辛いのに伸ばすって違う気がする。
ボランティアって「できることをできるだけやる」んだと思ってるし。

そういうことで、伸ばした髪を色々楽しんでました。
あまり自分で編んだりできないけど、まとめたり編んだりバレッタつけたり。
そこそこ気が済んだけど、さて、切るとなるとなかなか思い切りがつかない。
つーか、行くのもめんどくさい(笑)

だらだら伸ばし続けてましたが、ケガしたってのは「切れ」と言われてるような気がして、今日、行ってきました。

長さは、

「ロングにいけるかいけないか微妙なところ、ウィッグ作る人次第かなあ」

だそうです。

60センチあるかないか、ぐらいかな。
段があるから、短い部分と長い部分で違うのに使われるかも、とも言われました。

そして私は4年ぶりにショートカットになりました。

行く時に父親には言って行ったけどととろさんには内緒に。
今日は台風関係でととろさんの方が早く帰ってたので、だまって部屋に入りました。

ととろさん、

「え?」

ってな顔してじーっと人のこと見て、

「髪の毛切ったの?」

と聞くので、

「なんのことー」
「切ったの?」
「さあー?」
「切ったの?」
「どうかなー」

と、言いながら人の周囲をぐるぐる(笑)

それで説明したら納得、してたかな?(笑)

前から「ショートにすればいいのに」と言ってたので、なんかうれしそうです(笑)

さて、次はどうしようかなあ。
もう一度伸ばすか、しばらくショートを楽しむか。
気分次第です。