厚かましい人ダブル

昨日のことで、そんな大したことでもないんですが、たまたま同じ時に重なって、珍しいかなと思って覚え書き程度に書いておこう。

昨日の夕方近くです。
実家の電話がなって父親が出たんですが、聞こえてくる話の内容があまりよく分からない。

お客さんからの電話だったら聞いてて大体分かるんですよ。
「これは◯◯さんからだな」って感じで。
聞いてる感じどうもいつものお客さんじゃない。

かと言ってよくかかってくるセールスでもない。
何か、商品について問い合わせの電話っぽい。

これもよくあるんですよね。
電話帳とかネットで調べてうちが引っかかり、「◯◯ありますか」って感じの問い合わせ。
少ないですけどね。
昨日のはこれっぽいなと聞いてました。

電話が終わったので父親に聞いてみたらこんな感じらしい。

「Aという商品はあるか」
「あります」
「Aを入れる箱はあるか」
「あります」
「その箱がほしい」

色々商品があるんですが、そのうちこのAはいつも買ってるお客さんはほぼ包まない、入れてもビニールバッグに入れて帰ることが多い商品です。
たまにお使い物にする時は箱に入れるか、父親が包み紙できれいに包みます。
この包み方がね、すごいんですよ。
見せられないのが残念ですが、これに包んでほしくて来る人もいるぐらいきれいに包む。
昔からの独特な包み方、というかヒモのかけかたなので、私も買うならこれしてほしい。
覚えようと思うけど覚えられませんが(笑)

「どうもAを箱に入れてほしいみたいや」

と父親が言うんだが、私はなんかやな予感した。

「それ、箱だけほしいんちゃう?箱だけくれ言うたらどうする?」

と聞いたら、

「そんなん断る」

そりゃそうやわな。
常連さんだったら箱を分けてほしいと言ったら分けることもあるだろうが、会ったこともない人が「箱だけくれ」と言ってあげる必要はない。

んで、ちょっとしたら来たんですが、30代ぐらいの男女2人連れ、やっぱり思った通り箱だけがほしいみたい。

しかも、

「それのBの箱がほしい」

って銘柄まで指定してるっぽい。

「ぽい」と言うのは、その人達が来た途端、電話がなったので私はそっちの相手をしたからです。
父親一人だと思われて変なことされても嫌なので、一応私もいるぞと見せるためもあり、店の電話を「私が出るわ」と、その人達に見えるように取って中に入ったのでした。

その電話がね、多分高齢ではないが若くはない女性、はっきり言うがおばちゃんからの電話で、

「私エコ◯◯のなんとかかんとか」

と、自己紹介し始めたかと思うと、

「明日の木曜日、何か家にあれやらこれやら電化製品の部品取りもできるしどうたらこうたら」

と、まとめて言うと、

「いらんものあるなら売って」

な電話でした。

よくありますよね、最近。

「そういうものがあったら勉強しますよ、何かありませんか?」

って。

文字にしたらあれなんだけど、なんと言うか、すんごい厚かましい言い方だったんですよ。
結構ですと断ってるのに押してくるくる。

「そうですか、他にお着物とかもありませんか?何かありませんか?」

結構ですから、ととっとと電話切ってやったけど、あれ、気が弱いお年寄りなら押されてしまう感じです。

決して上から怖がらせる感じじゃないんだけど、とにかく押し付けがましい。

「勉強させてもらいますよ」
「なんでもいいからあるでしょう、何もないってことないでしょ」

そんな感じでぐいぐい来る。

私の電話が終わる頃に店に来てた2人連れも帰ってたんですが、他にもまだ厚かましいこと言ってたみたいなんですよね。

まあ色んな人がいるもので、そういうのの1人や2人来てもそうびっくりすることもないんですが、ちょうど2つ重なって、こういうのも珍しいなと思いました。

とにかく、店に父親が一人でいる時にこういうの来るのが一番心配。
年寄り一人だと思って何かされたら怖いからねえ。
私が店に行く半分はこれのためみたいな感じもあります。
店の仕事はひまだし、後はご飯作ったりなんかするだけだけど、見張りみたいな感じですね。

しかし、世の中には本当に色んな人がいる。
大部分は普通の人、いい人なんだけどねえ。

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