信長の爪切り

「この爪切り爪が飛ぶから切りにくい」

先日ととろさんが爪を切りながらそう言いました。

実は私は爪を切ってて飛ばすということがあまりありません。

多分切り方だと思うんですよね。
小さめの爪切りで端っこから少しずつ切って、切った爪が1本につながるような感じで切り終えます。
切りにくい時は半分切って反対側からまた同じようにして真ん中でつなげます。

この切り方だと最後に切り離した時に飛んでも見つけやすい。
いつからと覚えてませんが、かなり子供の頃からこうして切ってた気がします。

それをととろさんに言ったら、

「そんな器用な切り方」

と言うもので、

「いや、信長もこうして切ってたと思うよ」

と言ったらえ~ってな顔で見たけど、本当だもの。

こんなエピソードがあります。

小姓の森蘭丸が信長が切った爪を懐紙に乗せて渡したら、持って行かずにキョロキョロと見回してる。
何をしてるのかと聞いたらこう返事をした。

「切った爪が9つしかない1つどこかに飛んでいるはず」

蘭丸がいかに気の利く小姓だったか、のエピソードなんですが、これから考えられるのは、信長も私と同じような切り方してるってことなんですよね、今回の会話で初めて思いついたんですが。

昔は和ばさみで切ってたんだろうけど、ごく普通にこうしてお話が残ってるってことは、みんなつなげて切ってたんじゃないのかな?

そういや今の一般的な爪切りって、いつから日本で使われるようになったんだろう?
今の爪切りになってから、パチンパチンと切り落とすようになったのかな?

なんか、色々と疑問がわいてきました。

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