ととろさんが少し前から「しゃぶしゃぶ」にはまってます。
といっても、全然ごちそうじゃない。
何しろ使う肉が「豚の小間切れ」だし(笑)
我が家の「しゃぶしゃぶ」には伝統があります。
ずっとずっと昔、父親がひどい胃腸炎になった時、お世話になった内科の先生が「安物の赤身の肉のしゃぶしゃぶとかいいですよ」と教えてくれて、しばらくそういうのが続いたのです。
母と「しゃぶしゃぶ飽きた」と、セリフだけ聞いたら贅沢なこと言うぐらい食べたなあ。
その話をととろさんにしたら、胃腸を悪くしてたととろさんが、
「ひよこ家の伝統だ!」
と、要求してきて、今年になってもう何回やってることか。
これもまた前のことになりますが、そういうのを食べさせてたせいか、外で食べた時にその肉の薄さにがっかりしたととろさんが、
「外のしゃぶしゃぶは偽物」
と言うようになりました。
それで昨夜も「しゃぶしゃぶ」でしたよ。
100グラム100円の肉でな!(笑)
それ食べたら、
「これこそ本物のしゃぶしゃぶだ!」
と、外で聞かれたら恥ずかしいようなこと言うのやめれ(笑)
で、ですね、いつだったか、やっぱり小間切れ肉を買ったら、すんごい分厚いのだったことがあります。
とってもしゃぶしゃぶしても火が通るような代物じゃない。
煮るしかない。
「これはすごい、これこそ本物」
とその時も言うので、
「これはもうしゃぶしゃぶちゃうやん、ぐつぐつやん」
と言ったら、
「いいや、これこそ本物、お父さんにも食べさせてあげたい」
とか言うもので、
「とーちゃんはこんなんは食べんからな」
と断っておきました。
まあね、なんでも「ほどほど」「そこそこ」ってのがあります。
そんな高級でなくていいとは思うけど、小間切れを本物と言うの、ほんまやめれ(笑)