このところ十二国記ネタばかりで申し訳ない。
でも十数年ぶりの祭りなので許して(笑)
残りちょっとをようやく読めました。
そして感想ってのじゃないけど一言・・・
「本当は5巻まであるんじゃないのかあ!」
そんな感じ(笑)
いや、作品としては仕上がってるんですが、本当にそういう感想です。
つーか、書こうと思ったら書けるでしょ。
ページが足りなかったのか、作者がくじけたのか、もしくは短編で補完しようと思ったのか。
そういう感じです。
長編がこれで終わりって言われてるけど、あの人のこともこの人のことも気になる~
そりゃ短編で「その後」とかやってくれてもいいんだけど、つーか、大きな流れは陽子が来て、それに絡む一連の大騒動?がこれで一息ついたってことで、確かにこれで一段落なのかも知れないなあ。
今回感じたのは、
「外からの視線」
でした。
元々始まりが、「魔性の子」は置いとくとして、陽子があっちに戻って日本人として育ってきた常識その他が崩れていって、ってところから始まるんですよね、このシリーズ。
それにやっぱり同じように日本からあっちに戻った王様や麒麟がいて、その人たちが十二国記の世界に違うものを持ち込んだ、みたいにからんでるように思います。
もしも、全員が元の世界のまま生まれて育った人間(麒麟もいるが)だったら、大きな流れを変えるのはむずかしかったのかも知れない。
「国連のように国同士が助け合う仕組みを作りたい」
これ、あの世界ではみんなびっくりしゃっくりですよ。
外からのこういう視点が入ってきて、多分ずっと同じように歴史を繰り返してたあの世界がちょっと変わっていく、そのへんがこのシリーズなんだろうと思います。
それともう一つ、元から十二国記の世界にいた人も、国に属さない、組織に属さない、そういう人が結構関与してくる。
もしかしたら、同じようにループしてたかも知れない歴史が、そういう介入があると少し角度が変わって違う方向に流れる、特に今回はそうだったように思います。
面白かったー!
でもやっぱり物足りないー!
そして・・・
読み終わってしまったよーこの後どうしたらええんやー!(笑)
で、感想を終わります(笑)