春の味覚と一汁一菜

今朝、テレビでタケノコの料理をやってました。
コロナだななんだで忘れ気味ですが、もうそういう季節なんだなあ、そういや。

タケノコと一緒に山菜をやってたので、

「山菜の天ぷら食べたい・・・」

と思ってしまった。

それで思い出したこと。

ずっと前、春に母がちょっと入院してたことがあります。
命に関わるような入院ではなかったんですが、一週間以上はいなかったのかな、その間、父親がちょっとさびしそうだったので、ご飯を1品多く作るような感じでした。

そんな時、知人に山菜の「こごみ」をもらい、さっと天ぷらにして出しました。
いつもは大体天ぷら「どばーん!」と揚げて「さあ食え!」的に出すんですが、この時は父親と2人だったし、そりゃもうちょこんとお皿にもりつけて京料理みたいな感じで上品に出しました。
天ぷらも揚げ立てサクサクでおいしかった。

そんな日々が続いたんですが、母親が退院してきてほっとして、こっちも気が抜けて、そしたら今まで晩ご飯はそんな感じ、父親好みだったのに、なんかもうね、あんまり作る気がしなくなった(笑)

それで、今度はいつもより一品少ない感じ、それこそ一汁一菜みたいな日が続き、自分でも「あかんなー手抜いてるなー(棒)」みたいに思いながら作ってました。

そうしたらある日、とうとう父親が、

「ご飯、もうちょっとなんとかならんか・・・」

と(笑)

あまりそういう文句言う人ではなかったんですが、さすがにちょっと耐えかねたんでしょうね、特にその前が良すぎたから(笑)
思いっきり笑って、次の日からちょっとがんばるようになりました。

今でも山菜を見ると思い出すエピソードです(笑)

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