90VS96

今日、お客さんのお宅に集金に伺いました。

行ってみたらご主人も奥さんもいらっしゃらない。
出直しかなあと思ったら、おばあちゃんが出て来てくれました。

ここのおばあちゃんは奥さんのお母さんで、すでに90歳を超えてらっしゃいます。

奥の部屋から出てきてくれて、集金がいくらかと聞かれたのでいくらいくらと答えたら、お金を持ってきてくれて集金ができました。

「ごめんねぇ、明日からショートステイに行くからこんなに汚くしてて」

って謝ってくださったんですが、正直行ってうちよりきれい(笑)

そして距離を取ってですが、少しお話をしました。

まずうちの父親が元気か聞いてくれたので、足腰が弱ってあまり外に出てないが元気で店にいると言ったら、

「最近お見かけしないのでどうかと思ったけどお元気で良かった」

と、心配されてしまってた(笑)

それで年齢の話になり、父親が今年で90になると言ったら、

「ええっ、そんなに?うちの○○(ご主人のこと)は今年で80になるけど同じぐらいかと思ってた、お若い」

とびっくりしてくれた。

それで改めておばあちゃんの年齢を聞いてみたら、

「私は96になりますけど、そちらのお父さんの方がずっとお若い」

って、いやいや、おばあちゃん、腰こそ曲がってるけど耳も聞こえてるし話もしっかりしてらっしゃるし、何より集金もちゃんとお金持ってきてしてくださるぐらい頭もしっかりしてる。

見てて励みになるし、これからもお元気でいてくださいと言って帰ってきました。

帰ってきて、父親をじっくり見たら、確かに今年90には見えん。
それですっかり忘れて偉そうにとか言うてしまうんよなあ。

それでそんな話をしたら、

「そやけどあのおばあちゃん、うちの前歩いとうで」

って、ええっ!と今度は私がびっくりした。

確かに今日もゆっくりだけど奥から往復で出てきてくれた。

「これはお父さん負けてられんで、がんばらな」

ってな話になりました。

今年のえべっさんからまた升を集め始めたんですが、全部揃える7年後、あのおばあちゃんぐらい元気でいてくれたらいいなあ。
そしてその年はおばあちゃんもう100超えてるけど、やっぱりお元気だったらもっといい。

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