ブラッディ親父

昨日、私は用事があってお昼まで父親にご飯を食べておいてもらい、午後から行くことになってました。

やっと用事が終わって2時半頃に実家に行きました。
雨模様で店の中が薄暗く、いつものように事務机に座ってる父親に挨拶し、ちょっと書いてもらう書類があったのでそこで書いてもらってました。

「ちょっと暗いんちゃう、電気もうちょっと点けたら」

天井に3つある細長い蛍光灯のうち、真ん中の一つだけ点けてる。
お天気がいい日ならいいんだが、書類書いてもらうのに暗いしと思って残り2つも点けました。

そして、

「え、ちょっと何それ、頭どしたん!」

 それまで暗くて影だとばっかり思ってたんですが、父親の頭、ほとんど全部きれいな白髪なんですが、その真ん中よりやや左前あたり、どう見ても血が固まってる・・・

「脚立が倒れてきたんや」

そう言う顔も左半分、血が流れた痕がある。

「いつ頃なん」
「9時頃かな」

って、お昼に電話した時なんで言わない!

「ちょっと見せて!」

見た時は血が固まっててかなりの範囲に見えたんですが、水で濡らしたティッシュで拭いていったらそこまで大きいケガではないようでちょっと安心しました。

が、ちょっと安心した、だけ!
脚立が当たったらしい箇所、長さにして3センチ弱ぐらいかな、切れるっていうより裂けてるような感じ。
そこを血が固まって押さえてるが、一番痛そうなところはティッシュで押さえたらまだ血が出てくる。

「痛い!」
「当たり前や、病院いこ」
「ええって」
「これは縫うた方がええから外科行こう」
「いかへん!」
「病院行って!」
「いかへんて!」

いつものケンカですわー

その後、私はどうしても行かないといけない場所があったら、

「先行っておいで!」

こうなったらてこでも動かないのが分かってたので、とりあえず走って仕事と用事を済ませ、一度マンションに戻り(これも戻る必要があったので)その時に父親が行ってる病院と、ととろさんと私が行ってる病院、両方の外科の時間とか調べてからまた実家に戻りました。
大体3時半頃だったかな。

「今やったら○○さん(父親が行ってる病院)やっとからいこ!」
「いかへんって!それより消毒だけして」
「消毒はするけど病院いこ!」
「いかへん!」

まあ親父、いつもの意固地で頑固でもう腹立って腹立って。

治療しようと見たらもう古い絆創膏しかない。
消毒薬はあるけど、髪の毛の上から絆創膏貼っても浮いてくる。

「ちょっと○○(ドラッグストア)行ってくる」

車で走って湿潤タイプの絆創膏と、新しい消毒液を買って帰ってきました。

治療して、傷の上から絆創膏押さえたけどやっぱりきちんとくっつかない。

「病院いこ!」
「いかへん!」

何回繰り返したか、これ・・・

結局どうやっても行かないと言いはるのでじゃあ泊まろうかと言ってもそれも嫌がる。
話を聞く限り頭を打ったってこともなさそうだったし、仕方なく帰ってきました。

今日の朝、行ったら昨日貼った湿潤タイプの絆創膏は結局剥がれてしまってたけど、血が固まってもう血もほとんど出てなかったから、様子を見ることにしました。

とりあえず明日はお風呂入っても頭を洗わないようにと言って帰ってきたけど、白髪の髪の中、血の固まったのが目立つ目立つ。

昨年6月に救急車に来てもらったのを追い返して、結局その後腎盂腎炎で入院したってのになんぼ言うても懲りてないので疲れ果てたー(笑)

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