どっちだあ!

今日は水曜日、奇数週はビン・缶の回収、偶数週は燃えないゴミの収集日です。

「よし、今日はビンと缶だな」

時々間違えてしまうのでカレンダーでしっかり確認。
しばらく出し損ねていたのをまとめて下げて、ふんふふんふ~んと階段を降りて、固まった・・・

「な、な、な、なんでそんなとこに・・・」

階段を降りてエントランスの方に出るドア、その手前に管理人さんの道具が色々入ってるのかな、なんかそんなドアがあるんですが、そのドアのないところ。
書き方ややこしいけど、壁の方になんか黒いのが・・・

「来るなよ来るなよ来るなよ・・・」

と、前ふりじゃなく真剣にそう念じながらそこをこっそり通り抜ける。

その時に思ったんです。

「なんかちょっとシルエットが違う気がする」

でもでも怖いからよく見ないでさっとエントランスに出て、ゴミを捨てて帰りはエレベーターに乗ってホッとしました。

それか家を出る時も、

「エレベーターだもんねー」

と、余裕で降りてから気がついた。

「あかんやん、駐車場行くのにあそこ通らんとあかんやん・・・」

かなーりびびってドアを開けたけどいなかった。
ホッ。
そりゃあれから2時間は経ってるから、管理人さんか誰かが退治したのかも知れない。

で、一日終わって帰ってきて、駐車場から中に入ったら、今度は通り道の端っこにおるやんおるやんー

「あ、あ、どうしよ・・・」

階段を上がろうかなと思ったんですが、隅っこをよたよた通ってるのでさっと通り抜けながら、

「あれ、なんか違う?」

またそう思いました。

朝も思ったけどもっと広がった感じ。
そんでひげが立派。

「あれ、もしかしたらカミキリムシか?」

ひげがそんな感じ。

でも怖いからわざわざ戻って確かめたりもできないし、そもそもカミキリムシだとしても怖いのでそのままエレベーターに乗って家に帰りました。

アレは丸くて細長くて細いひげだけど、もっと角張った感じでひげがエビみたいに曲がってた気がする。
うん、そこまでじっと観察してないので絶対じゃないけど、朝も夕方もそういう感じだった。

カミキリムシだったということにしておこう、うん。
その方が精神衛生上よろしかろう。

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