いかなごの神のお導き

いかなごの季節もいよいよ終盤、話によると、この水曜日あたりでもう漁が終わるかも、とのこと。

さらに水曜日は時化の可能性があり、実質今日がラストデイかも。
さらにさらに、今日は雨なので量が少ないかも、とも・・・

父親に電話し、

「こういうことなので、ひょっとしたら今日は手に入らないかも、買えたとしても1キロぐらいかも知れん、その時は覚悟するように」

と、言っておきました。

そうは言っても、買えるならちょっとでも買っておきたい、それで少し早く○アイへ。

店に着いたのは9時半頃だったんですが、お天気も良くないし、炊く人はもう炊いてしまったのか、もしくは諦めたのか、はたまた早過ぎたのか誰も並んでない。

一度店内に入って店員さんに聞いたら、入荷はするが量も時間も分からず、個数の制限も来てみないと分からない、といつものようなこと。
確認するだけしたのでもう一度店の外のいかなご並び場所に並ぶ。
一番乗り(笑)

しばらくしたら、知らない女性が一人来て、2人で並んで待ちながら色々話をしてました。
その時に、私はもう5キロ欲しいが買えるかどうかと言ったら、自分は1キロしか必要ないので制限があったら自分の分を分けてくれると・・・
ありがたいことです。

さらに待ってたら3番目に小柄な女性が来て、その次、4番目に来たおじさんが、土曜日に一緒に並び、昨日は「もう終わったよ」と駐車場で教えてくれたあのおじさんでした。

おじさんとは「御縁があるなあ」と思ったんですが、会釈だけして、気になる3番目の女性に、

「お会いしたことがあると思うんですが・・・」

と、話しかけてみた。

あちらも、

「私もそう思って・・・私、○○です」

と、名乗られたのを聞いて、

「あ、○○さん!写真屋さんの!」

と、思い出しました。

うちの近くに以前写真屋さんがあり、ずいぶんとお世話になってたんですよ。
妹とお金出し合って買った最初のカメラもそこで買ったし、ととろさんと一緒に買ったデジカメもそこで買いました。
カメラの修理もお願いしたし、証明写真も撮ってもらったことあるし、フィルムの時代はそこで現像をお願いしてました。

気づいたらお店がなくなってたので、どうされてるかなと思ったことが何回もあるんですよね。

それで、

「あ、○○さん!写真屋さんの!私、○○です」

と名乗ったら、その女性が「あ!」と思い出すのと同時に、4番目のあのおじさんが、

「え、○○さん?」

とびっくりされたみたいなので、うちのお客さんかな?と思ってたら、

「僕○○です!」
「え、○○さん!」

と、今度は私が超びっくり。

この時の会話なんですが、例えば相手が宇都宮隆さんだとしたら、

「僕宇都宮です!」
「え、隆さん!」

だったと思いねえ(笑)

つまり、下の名前も知ってるぐらいの方だったんです、はっきりきっぱり言うと親戚です( ̄▽ ̄)

親戚と言っても血がつながってなくて、うちのいとこのおじさん、にあたるのかな?
うちから歩いても行けるところに住んでらっしゃるのは知ってるし、年賀状もやり取りしてますが、冠婚葬祭ぐらいでしか会ったことないのですっかり顔忘れてた(笑)

「いや、そうある名前とちゃうからと思ったらやっぱり」

って言われたんだが、言われるまで全く気付かず2日話してたんや私(笑)

そこからいかなごが来るまでの間、あっちの方と話こっちの方と話してたらすっかり時間つぶせてしまった(笑)

そしていかなごが到着したんですが、人数見て、

「お一人2キロで、欲しい方はまた後ろに並んでいただいたら」

てなことになった。

私はトップだったのでまず2キロもらったんですが、その後、2番目に並んでた女性やその親戚の方が自分の番で一緒に取ってくれたりして6キロ買えてしまったー(笑)

みなさんにお礼を言って帰ってきたんですが、なんちゅーか、今回のいかなご、全部が奇跡のようになって予定数買えてしまったー!(笑)

いつもだったらまだこれより数キロから10キロぐらいは買うので、例年通りとはいってないんですが、親父殿のご要望はクリア。
ほんま、奇跡です(笑)

ただ、予定と違ったのは、いかなごはなんとかなったんですが、山椒がなかった。
昨日、私が買った後でもう入荷してなかったようで、後は全部しょうがになりました。

しかしなあ、ほんま、いかなごの神様が微笑んでくれた、としか思えない3日間でした。
なんだろうなあ、これって(笑)

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