終活電話

実際にあったのは多分金曜日ですが、今日思い出したので。

とある午前中のこと、私が一人で家にいたら電話が鳴りました。

大抵の用事は携帯にかかってくるんですが、やっぱり家の電話にかかってくる用事もあるのでちゃんと出ます。

出てみたら、向こうで誰かの気配はするけど黙ってすぐ切れました。

「間違い電話かな、間違えたならごめんねの一言ぐらいあればいいものを」

と、電話を置いてその場を離れました。

そしたらまたすぐかかってきた。

電話に出たら、おばあさんらしき声で、

「あの、私、終活を考えてまして・・・」

って、はああ?

「はいー?」

と返事をして、こういう会話が続きました。

「あの終活でタンスを処分したいんですが・・・」
「はあ・・・」
「そちらに運びたいんですが、何しろ年が年ですもんで、取りに来るってことはしてもらえるんでしょうか?」

だそうでした。

「あの、どちらにおかけでしょうか?うちはそういうお店ではないんですが・・・」

と言ったら、慌てて、

「あら、あら、違いました?すみません」
「いえいえ」

と言ったら、

「あの、そちらの電話番号は、○○○の✕✕✕✕、とは違いますか?」

と聞かれたが、その番号は確かにうちの家の電話番号だ。

「その番号はうちの番号ですけど、うちはそういうお店とは違いますね」
「あら、すみません」

そう言って電話は切られました。
それから電話はかかってきません。

思うに、最初の電話もあのおばあちゃんだったんでしょうね。
「○○商店?です」とかって出るかと思ったら私が出て、お店っぽくないので黙って切ったのかな。

しかしびっくりした。

「終活してまして」

もしも若い人の声だったら、

「就活してまして」

って、面接のなんか電話と間違えたのかなと思うけど、明らかに高齢の方、そんなこと言われても困る~(笑)

とまあ、そんなことがあったのをいきなり思い出したのでした。

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