のこぎり優秀

「アイスケースのフタの開け締めで左手甲にアザができた」

と、一昨日書きました。

「なんとかフタの入る部分の氷を削らないとどもならん」

そう思って金槌やプラスのドライバーで彫刻する時みたいに削ってたんですが、どうしても届かない。

「どうしたもんかなあ」

何か長い先の尖った棒でもあったらと、実家の裏にある傾いた物置を探ろうとしたんですが、道具入れの上の物がのしかかってなかなか開けにくい。

「中になにかあるかもと思ったんだがなあ」

こうなったら何か買ってくるしかないのか?
そういや昔、まだ母がいた頃にちょっとドライヤーで溶かしたことあったな。

色々とそんなことを考えてました。

で、

「のこぎりどうかな」

ふっと思い出した。

庭の植木を切るのに一本だけのこぎりを出してあったんです。
道具箱にもう一本あるけど、すぐに取り出せないので出しておいてよかった。

それをつっこんで動かしたら、

「おお、氷が削れる!」

層のようになった上の方は柔らかく、シャリシャリとかき氷のように削れる削れる。
下の万年氷みたいになったところも少しは削れる。

しばらく軽くシャリシャリやって、

「よし試してみよう」

フタを戻して入れてみたら、

「おおー、すんなり動く!」

やった、なんとかなった!

完全に氷がなくなったわけじゃないけど、すんなり開けたり閉めたりできるようになった。
まさかのこぎり君がこんなに活躍してくれるなんて。
それに、金槌でやると結構大変だったけど、刃を持っていてくれるので軽くいける!

ついでに本体の方のもこすってみたら結構落ちた。

うむ、これからはアイスケースにはのこぎりである。
また力強い味方を発見してしまいました。

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