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本日も墓参り

今日は、いとこのお墓参りに行ってきました。

日記にはそういうことはあまり書かないので読み返してもないんですが、数年前に亡くなったいとこです。
そのお墓が今年できて、本当ならお祝いにという話だったんですが、まだみんながワクチン打てる前だったし、いなかからもやっぱり来ない方がいいだろうと、いとこの家族だけでやることになりました。

今回のお彼岸、父親がそのお参りに行きたいと言い出した。
まあ、今はみんなワクチン打ち終わって一番抗体あるだろう時期だし、お参りだけで会食もしないし、といいでしょうということになりました。

そのお墓に持っていくのにおはぎ作ったわけです。

今朝、10時半に墓苑の入り口あたりでいとこの夫、妹と待ち合わせ。
うちが多分一番遠いし、何しろ道がね・・・
そんでもって「いらちのじいさん」がおるので、着いたら10時だった(笑)

入口の方の日陰に停めて待ってたら、いとこの夫が来て、

「ここに停めたらいいかと思ってました」

って、場所ドンピシャでびっくりした。

いや、どこって全然聞いてなかったのよ。
入り口の方だったんだけど、管理事務所のあたりでって約束してて、よう分からんので日陰だしと適当に停めてたら、すぐそば、見えるぐらいのところだった。

ただ、近いけど、車椅子で行くには困難を極めました・・・
うちのお墓がすぐ近くに車停められるし、車椅子でもすいすい行ける仕様なので、そのつもりだったが甘かった。

車からはすぐ見えるんですが、上がり口の階段のところまでまずガタガタの道を車椅子押して行って、父親になんとか3段ほど自分で上がってもらい、上でまた車椅子に乗せたものの、なんつーか、大きな石を並べたような通路で、溝みたいになってるところまで行ったら「よっとせー!」ってな具合で車椅子の前の方持ち上げないと通れない。
うーむ、うちの墓苑がどんだけいい墓苑かよう分かった。

それでもやっとお参りできて、父親もホッとしたようです。

帰りは森というか林というかの中を真っ直ぐ突っ切ったんですが、木の根っ子や松ぼっくり、小さい木の場所をかいくぐって通るので、ちょっとした冒険気分(笑)
そして最後の最後にはやっぱり溝があり、そこは降りて自分でまたいでもらわんとあかんがな。

今回はそこでいとこの夫と妹におはぎ渡して(いとこのはお墓に供えた)、そのまま3台の車がそれぞれ別に帰りました。

しかし、やっぱりホッとしますね。
父親ほどじゃないけど気にはしてたし。

もう場所も分かったし、今度からもっと気楽にお参りに行けます。

んでも暑かったー(笑)

大雨お盆とコウモリ

今日は朝から父親と買い物に行くことになってました。

それがですな、雨ですわー
実家に着いて、なんで水曜日から車椅子積んでおかなかったのか後悔しましたわー

車椅子積んで、父親乗せるだけでもうびしょぬれ。
そんなに寒くないからいいようなもんですが、いや、えらいこと濡れました。

今日は「枕が買いたい」という父親の要望で大きいスーパーに行ったんですが、衣料品とか売ってる2階暑い!
そこを車椅子でうろうろしてるだけでもう汗だく。
メガネ曇るし、マスク苦しい。

結局思ってるような枕がなかったので枕用のカバーだけ買って食料品売場へ。
食料品売場、涼しい!

んで、今日はもう、

「晩ご飯はお寿司か何か買ってください」

と言っていたので、それをごちになります!

そして、仏さんのお膳、2日に買ったおかずにして「本番は作るからね」って言ってたんですが、なんかもう今日はえろうてえろうて、今日も、もうちょいごちそうのおかず買ってそれにさせてもらいました。
お膳も出さず、普段のお皿に盛り付けてそれで勘弁してもらう。
もちろん、ご飯だけは炊きましたが。

それから父親がお供えの果物を色々見て、ぶどう、桃、いちじくを買いました。

さて、そして今日のお昼は親父が珍しいことを言い出した。

「あんた、しんどいかもしれんけど肉焼いてほしい」

って、お昼からステーキかい!

せっかくなので、フランスパン買おうとスーパーからいつものパン屋さんへ。
帰ってお昼からステーキだよ~ん、お盆のごちそう!

「昼からゆっくり風呂に入りたい」

という要望があったので、そうしてもらう。

いつもと同じようなことしてるけど、店がないだけで楽やわ~
父親がお風呂入ってる間、寝てました。
そのぐらい疲れた。
雨に濡れるってかなり消耗するんですかねえ、それと湿気。

晩ご飯の前にあることに気がついてしまった・・・

「もう一匹コウモリが!」
「ええっ!」

父親もびっくり。

2階に上がる階段、そこにぶらさがってるのを発見。
どこから入ったんだ、本当に。

ですが、今日の子はもう生きてなかったです。
もしかしたら、前の子と一緒に入ってたのかなあ。
植木のところに置いておきました。

そして夜は買ってもらったお寿司を食べて、お供えの果物とか分けて帰ってきた。

この荷造りだけでもね、結構大変なの。
いいもの食べさせてもらったけど、ふらふらなったー

そして大雨と大風のせいでお迎え火炊けず。
一昨年もそうだったなあ、と思い出す。

仕方ないので余分にお線香とろうそく炊いておきました。

「玄関開けとかんでええんか?仏さん入れへんのちゃうか?」

って父親が言うけど、雨ひどいし、大丈夫よと玄関ドア、締めたままにしました。
だって、またコウモリ入ってきても困るしね。

お盆初日完了!
明日と明後日は妹が実家に来るのでお休みします!

無駄のないお盆のお参り

今日はお盆のお参りでお寺さんが来られる日です。
毎年2日の午後からと決まってます。
なんか地域を分けてあるので、そうなるみたい。

いつもこの日の前日に大体の用意をして帰り、当日はお膳作るぐらいにしてあります。
ですが、今年は月曜日、前日はお休みで、しかも土曜日は暑さに負けてなんもでけんかった・・・

そして今日、早く、9時ぐらいに行って色々やろうと思ったら、問屋さんに荷物を取りに行って配達に行かなくてはいけなくなりました。

問屋さんに荷物を取りに行けるのは10時以降、多少の無理は聞いてくれるだろうけど、あんまりそういうことしたくない。
仕方ないので10時ちょい過ぎに問屋さんに行き、荷物を受け取って一度実家に寄ってからお米を研いでセットして、配達行って買い物行って帰ってきました。

帰ってきたのは11時半をもう過ぎてました。
そこからまずお寺さんを迎える準備から、と行動スタート!

まず、2階から座布団取ってきて、お仏壇と置いてある和室の掃除からスタート。

お仏壇きれいにして、お花入れて、お菓子と果物置いて、お焼香やらろうそく、お線香の準備完了。

次に掃除機をかけていく。
もうお寺さんが通る玄関から和室までと、和室だけでいいや。
がーっとかけて、玄関に置いてある椅子(父親がつかまる用)を移動して、よし、掃除完了。

その間にご飯が炊けたのでお膳の用意。
お膳は帰ってきてすぐに出して洗って乾かしておいたのでした。

今日はもう買ってきたお惣菜で作ります。
だって、作ってる時間ないもの。
煮物やらお漬物やらお吸い物セットして、炊けたご飯も入れて完了。
そうそう、お仏壇のご飯入れにも今日は3つともご飯入れます。

それからお寺さんにお出しするお茶の用意。
暑いから、濃く出した日本茶に氷ぶっこんで完成!
今日はもう仕方ない。

お布施の袋も作り、お菓子も置いていつでもばっちこーい!
終わったのは12時半頃でした。

ここまでやっておいて、父親と卵かけご飯でさっと食べ終わる。
はあ、やれやれ。
食器を流しまで持って行って、お寺さん来るまでにとーちゃんの朝ご飯の支度しよう。

そう思ってたら、

「来はったみたいやで」

って、ええっ!

時計を見たら12時50分。
うそーん、そんな早く来たことなかったやんかー!

もう一つ、線香立ての灰がいっぱいになってたの捨てるの忘れてた!
玄関から出てミョウガの林の足元に灰をぽい、してたらお寺さんが来たー!

忘れてたんですが、昨年からうちのお寺さんに修行こられた若いお坊さんが来てくれるようになったんだった。

入ってもらってお経上げてもらって、ちょっとお話。
お茶とお菓子とお布施をお渡しして10分ちょい。

1時ちょっと過ぎにはバイクに乗って次の檀家さんへと向かわれました。

「すごい、こんな早く終わったことない!」

そこからとーちゃんの朝ご飯作って、今夜はもうほとんど残り物と買ったもので済ませるし、ご飯ももう炊いてあるのでやることもない。

ってことで、少し台所の片付けなんぞしました。
ずっと手をつけたいと思いつつ、時間が取れなかったのよね。

すっごく充実したお盆の法要となりました。
ありがたやありがたや・・・

おばさんの命日

昨日の夜、カレンダーを見て、

「あ、明日おばちゃんの祥月命日やん!」

と気付きました。

なんでかなあ、このところこんな感じでお雛様の2回目も忘れるし、色んなことが「しまった!」って感じで忘れてしまう。
そういうの忘れずきちんとやってたのに。
お彼岸とかもお墓に行ってもお仏壇の花忘れたり。
なんか妙に忙しいのでついついうっかりしてしまってます。

それでも前日に気が付いたので今日のお昼から行ってきました。
今日は半休の日なのでお昼まで家にいたからね。

2時頃に家を出てお墓へ。
墓苑の入り口にあるお店で線香とライター(ターボ式のやつ)を買ってお墓へ。
平日の午後のせいか人はほとんどいませんでした。

大抵こういう時は午前中に行くんですが、午前中の方が人が多い気がするな。

お花はいつの頃からかいとことお互いに入れないようになりました。
前は少し足したりしてたんですが、同じ時に同時に行くわけでもないしね。
お彼岸とかだと数日ずれるし。

今日はまだ来てなかったみたいなので古いお花だけ片付けてお線香上げて、手を合わせて帰ってきました。
それだけのことですが、行くとホッとします。

忘れずに行けてよかったなあ。

一年遅れの十三回忌

今日は母の祥月命日です。
父親と2人でお寺さんに十三回忌の法要をしてもらいに行ってきました。

本当なら昨年、満十二年が十三回忌、親戚にも来てもらってとお寺さんにも頼んでおいた日を延期してもらいました。
ちょうどコロナがーって言ってた時期だったし。

きっと1年経ったら普通にできるだろう、というか、私なんか半年待てばと思ってたのになあ。
皆さんに集まってもらうなら来やすい土日とかにするんですが、それだったらと当日、金曜日の平日ですが、行ける父親と私の2人で行くことにしました。

私は年に何回かお寺さんの行事には参加させてもらってました。
それもずっとないし、本当に来るの久しぶり。
父親も十年以上来てないだろうなあ。

車椅子を押して駐車場からえっちらおっちら、本堂に入ってもえっちらおっちらのおじいさん連れて行って来ましたよ。

ご住職と少し話をして1時間ぐらいで無事終了。
卒塔婆をいただいて帰りました。

帰る途中で買い物してご飯を買って帰りました。
こういう日はね、私だって疲れてるのです、この上ご飯とか作れんからね、ということです、ええ。
実際、一度マンション帰って着替えて(父親を車に乗せてエントランス前に停めておいて)また実家行ってご飯食べ終わったらぐったりですからね。
本当に食べる物買って帰ってよかったー!

と、買い物して、お墓行ってお参りして、問屋さんに荷物もついでに取りに行って、上にも書いたようにさっと家に帰って着替えて実家戻って、とその後も続けて色々やってたらもう疲れた疲れた。

でもホッとしました。
1年待たせたね、おまたせでした。

いいお天気の十三回忌、無事終了いたしました。

風の中のお墓参り

お墓参り、と言うかお墓掃除に行ってきました。

うちは車でさっとの距離なので、遠くにお墓掃除お墓参りに行く方よりずっと楽です。
本当は水曜日、お彼岸の入りに行くのがよかったのでしょうが、水曜日は色々用事があり、昨日はお休みの日で一日家にいたので今朝行くことにしました。

お花も墓苑の入り口のいつものお店で買い、お線香(着火剤付)のをうちのとおばさんちのと2つ購入。
掃除道具も持って意気揚々とうちの区画へ。

「風がきついなあ」

そう思いながら車から降り、水を汲んで花入れや水入れも洗って持って行き、お花を入れて、さあお線香に火をと思ったら・・・

「風が強すぎてつかん・・・」

チャッカマンとライターを持って行ったんですが、どっちももう燃料が減ってたはおりました。
一応カチッとやったら火はつくんですが、お線香に移る前に消える・・・

お墓の隅っことかあっちこっちでやったんですが、まあつかないつかない、消える消える。

「仕方ない、今日はお線香諦めてもらおう・・・」

多分日曜日に妹が来て、その時に父親連れてお墓参りに行くだろう。
行かなくても来月母の命日でお墓行くからその時にお線香使おう。
そう思って持って帰ってきました。

「次は強烈なライター持っていっちゃる・・・」

そう心に決めてうちのとおばさんちの、両方にそう報告して帰ってきました。
いつもはもっと色々言うんですが、今日はそんだけ風が強烈だったのよー(笑)

新旧えべっさん

一度撮らないとなあと思ってて全然撮ってなかった写真を今日撮りました。

それは、今年からまた集め直している「えべっさんの升」です。
小さい升から7種類、毎年大きくしていって昨年全部集め終わったのでした。

次は何を買っていこうと色々見てみたんですがいいのがなく、

「そうだ、もう一周集めたらいいんじゃね?」

そう思ってもう一度小さい升から集め始めたのでした。
1合升からです。

持って帰って並べてみて、

「うわあ、色が全然違う」

そう思って写真撮らないとと思ったまま忘れてた(笑)

もう一ヶ月以上経つから正確には少しでも色付いてるんでしょうが、まだ区別つくから見てみて。

DSC_0164.JPG

ね、すごいでしょ?
この白いのがまた少しずつ年経ていくんだなあ。

須磨寺の話

実家でテレビを見ていたら高野山が出て、そこから、

「馴染みのあるお寺と言うとやっぱり須磨寺かな」

という話になりました。

うちの菩提寺はもちろんありますが、私は子供の頃から須磨寺の「おだいっさん」に出入りしていたので、子供の頃の思い出がたくさんあるのはやはりこちらになるのかも。

小学校の頃、夏の暑い日なんかはわざわざ学校の帰りに須磨寺の「霊泉」まで足を伸ばし、そこで冷たい水を飲んで、さらに水筒にも水を入れてまたそれを飲みながら帰ってました。
今考えてみると、わざわざ須磨寺まで足を伸ばさずまっすぐ帰った方が近いのに、そういうことしてたなあ(笑)

そして21日になると「おだいっさん」の縁日があります。
一度家まで帰って荷物を置き、お小遣い握ってまた須磨寺まで行ってました。

今思えば子供って元気やなあ。

須磨寺の商店街の方、下の方からずっと上がって行くんですが、行きには買い物は我慢です。
ちゃんとお参りしてから、を守ってました。

というか、私、誰と行ってたんだろう?とあまり思い出せない。
近くの子と行ってたとしたらあの子かな?って人もいることはいるんですが、その子たちだけではなかったと思う。
なぜか妹とは行ったことがないと思うんだが、一度だけそう仲良くもなかった妹と同学年の女の子と行った記憶はあるな。

で、思い出したんだが、仕事に行ってた頃、春節祭となると仕事帰りに南京町に行ってたんですよ、毎日のように。
その時に職場の友達とかが「一緒に行ってもいい?」ってことで、一緒に行くことがあり、そう親しくない人とも行ってたから、その当時もそうだったのかな?
何しろ「○○さん(私ね)と言えば春節祭」と言われるぐらい毎年のことで、そんなに面白いのかとついて来てた人色々いたから、子供の頃からそうだったのかも知れない(笑)

まあ、そんな感じで毎月のように行くんですが、お参りなんて一応するけど子供ですからね、縁日の買い物がやっぱり目的だったように思います。

よく覚えてるのは入り口に近い方、参道を登る方向を向いてその右側に安い雑貨やおもちゃを売ってる店があり、そこで毎月のように「今月はフォーク」「次はナイフ」みたいにままごとの食器とか買ってました。

それから同じ列のもう少し上には「芋飴」の屋台があり、そこで飴を買ってはおばさんのお土産やお見舞いにしてたなあ。
斜め切ったねっちゃりとした飴で、おじさんにいくらいくらと値段を言うと重さを計って入れてくれるんですが、毎月のように買うので顔を覚えられて「おまけしとくな」と言ってくれてました。
本当かどうかは知らんけど(笑)

それからさらに上に行くと、やはり道の右手に「穴が開いたお鍋に張ると水がもれないシール」とか「タージ・マハルのまり」とかそういうのを色々売ってました。

左手のお店はあまり覚えがないんですが、階段のすぐ下あたりの左に当時はまだ「傷痍軍人」さんが、白い服装、松葉杖をついてハーモニカを吹きながら立ってました。
前に置いてるお鍋だったかなあ、箱だったかなあ、そこに通りがかりの人がお金を入れると頭を下げてました。

男の子たちが、

「あのおっちゃん、夕方になったら松葉杖外して歩いて帰っとったで」

とか、本当か嘘か分からんこと言うてたなあ。

その階段を上がると右手に鐘があります。
「浄財」と書かれてた(と思う)箱にお金を入れてから鐘を撞くんですが、子供はみんなだまって撞いてました。

そしてその「浄財」の箱を男子たちは、

「あの箱の中に敦盛の首が入っとう」

って言ってて怖かったなあ。

本当の「敦盛塚」は上がって左に曲がったずっと先なんですけどね、子供たちの中で情報が曲がって伝わっていたのでしょう。

「敦盛塚」までは行かないけど、その当たりでお参りをして、それから縁日を楽しんでました。
さっき書いてた下のお店は上から順番に行ってたので、おままごとの道具は最後の最後に行くお店でした。

境内まで上がってしまうと左手にテントみたいになって「かんとだき」とか売ってる店があり、正面あたりには「釣り鐘まんじゅう」って言うのかな、釣り鐘みたいな形で中にあんこが入ってるおまんじゅうを売ってました。
「かんとだき」も「釣り鐘まんじゅう」も子供からするとちょっと高かったので、あまりそれは買ったことないな。
何しろ帰りにおままごとの道具を買わないといけないし。

そのテントみたいなところのどっちだったかなあ、「のぞきからくり」を置いてある場所があったんですよ。
何かの建物の外だったと思います。
確か30円だった思うけど、なぜか毎月それをのぞくのが楽しみでした。

ちゃりんちゃりんとお金を入れて双眼鏡みたいなのぞき窓から中をのぞくと、カシャンカシャンと紙芝居みたいに絵が入れ替わってお話が始まります。
それが、中学の時に国語の教科書に出てきた「敦盛と直実」だとは知らず、毎月毎月飽きもせず、一緒に行った友達が呆れるほど毎回見てたなあ。
思えばあれが、須磨寺が私の古典好きの原点だった気がする。
何しろそういう場所とか多いですからね。

「のぞきからくり」を見てから色々買ったり食べたりしながら下に戻って行って、須磨寺の商店街の入口で連れとばいばいして帰ってた気がします。
いつも絶対決まった子と行ってた記憶はないんですが、須磨寺の商店街の子や、確か天理教だったかなあ、があって、そこの子と一緒だったこともある気がします。

そんなこんなで馴染みのお寺だったせいか、今住んでるマンション、ここを買う時にちょっと色々あって一度諦めかけたんですが、その時にととろさんに、

「須磨寺にお参りに行きたい」

そう言ってお参りして、そこでととろさんに「また最初から家さがししよう」と慰められて、いやいやながら諦めようと思って帰ってきたら買えるようになっててびっくりしました。
なんか、その時だけじゃなく、何かあったら今もお参りに行ってるなあ。
1人だったり、ととろさんや他の人が一緒だったり、今もそんな感じで行ってる気がする。

しかし、なんで子供の頃ってこんなによく覚えてるんですかね?
今、同じようにしてどこかに行ってもここまでしっかり覚えてない気がします。
いつ思い出しても懐かしい須磨寺のお話でした。

えべっさんの升2周目

今日は「宵えびす」でした。

どうしようかなあと考えたんですが、さっと行ってさっと帰ろうと決めて行きました。

行ってみたらいつもよりは人も少なく、催しも色々取りやめになってましたが、雰囲気はいつものえべっさんでした。
まあ、私が行くところは小さいところですしね。

手水も使えない(上になぜか葉牡丹並べられてた)けどちょろちょろとだけは水が出てたのでさっと手だけ濡らして線のところに止まって並びます。
いつもだったら太鼓叩いたり鐘鳴らしたりするんですが、それも全部撤去されてた。
人がたまらないように考えられたんでしょうね。
マグロはいたけどお金貼れないようになってた。

さっとお参り。
その後で、さて、と悩む。

ずっとここのえべっさんで「升」を買ってたんですよ。
最初は小さいのから段々と大きくして7年で全部そろえました。
うちのと、父親にあげるのと2つずつ毎年買って7年。
揃ってしまったから今年からどうしよう。

色々売ってるのを見てたんですが、ふと思いついた。

「2周目いったらええやん」

とりあえず父親に電話して(ととろさんはまだ寝てた)それでいいかと聞いたらいいと言う。

「じゃあまた7年がんばってなー全部そろえよな~」

ってことで2個、一番小さい1合升800円を2つ買いました。

えべっさんをお参りしたら寄り道せずに帰らなくてはいけません。
寄り道したらそこに「福」を置いて帰ることになりますからね。
なので今日も行く時に先にお客さんちにお届け物してから行きました。

「さ、帰ろう」

神社から出ようとしたら、

「あ、焼き栗!」

なんということでしょう、私が大好きな焼き栗のお店が出てる!
毎年近所の産直スーパーに来る焼栗を年末に買うのを楽しみにしてたんですが、今年は密を避けるために行かなくて買えなかったのです。

よし、買う!
1人並んで買ってらっしゃる人から少し離れて並ぶ。
私の番が来た。

「一番大きいのください!」

そうしたらお店のお兄さんが袋に入れながら、

「もうあるの全部入れときます」

と、うまいこと言ってサービスを(笑)

ちょうど先に焼いたのがそれで終わりだったみたいなんです。
ちょろっと残してもしゃあないと思ったのか、よっぽど栗が好きそうに見えたのか、誰にでも言うのか分かりませんがありがとう!

「また来年も来ます」

そう言って升と栗抱えて車を置いてある場所まで戻りました。

車に乗って早速1つぱくり!
だって、温かいうちに食べたいじゃないー
お駄賃よ、ここまで来た。
ってことでおう1つぱくり!
うむ、美味じゃ。

真っ直ぐ家まで車を走らせ、父親にあげる升は福が落ちないように車に置いておき、自分ちのと栗を持って帰宅。

出る時には寝てたととろさんが起きてました。

「これこれこうで2周目いくから」

と言ったら、

「え、そんなんあかんのじゃないの?」

って、なんでじゃ

まあそういうのあるから、と言って一番小さい升と並べたら、8年の間にやっぱり色が変わってますねえ。
今見たらツートンカラーみたいになってるから、まだきれいなうちにちゃんと写真撮ろう。
今日はめんどくさかった(笑)

また7つ全部揃える目標ができました。

さらに2つ姉さん女房

毎年栃木のお母さんが「佐野厄よけ大師」の御札を送ってくれます。
それを飾りたくて棚を作ったのが一番最初かな。

それまでは棚の上に、それまでぬいぐるみを乗せてた場所を空けてお飾りしてたんですが、突っ張りで柱を立てて棚を作り、昨年からはそこにお飾りしています。

昨年の2月1日から新しい御札を飾ることにしたんですが、その時に気がついた。

「あれ、私の生年月日間違えてる」

その前年までは合ってたのに、昨年来た御札の私の生年月日が2年年上になってた。

「お母さんが間違えたのか佐野さんが間違えたのか分からんけど、手を合わせる時に生年月日言うからまあええか」

と、一年間ご挨拶してました。

そして今年、「元旦祈願」と書かれた御札が例年より早く届きました。

「やっぱり2年間違えてる・・・」

う~む、どうしたもんか・・・
やっぱり言うた方がええよなあ・・・

ってことで、御札が着いたお礼を言う時に言おうと思って電話したらお母さんが出ませんでした。

仕方がないのでお風呂に入ってたらその間にかかってて、ととろさんが出て、

「軽く言うといたから」

って、先に「生年月日間違えてたよ」と言うてくれたらしい。

お風呂から出て電話して、そのままでもいいと言ったんだが、お母さんが佐野さんに電話して交換?してもらえることになりました。

んで、交換のが送られてきたんですが、札そのままじゃなく、

「名前カード」

だけを交換してそれでいいらしい。

てっきり木のお札そのものが送られてくると思ってたので感心しました。
ええんや、それで(笑)

「名前カード」を交換して、間違えたやつを送り返す返信用封筒まで入れてくれてて、至れり尽くせりにまた感心。
前のお札と一緒に送り返そうと待ってたんだけど、連休明けに両方とも郵便局から送らせていただこうと思います。

無事に正しい生年月日になり、ますます守っていただけるだろう。
ととろさんとさらに年の差が開くことがなくなってよかったよかった。