日別アーカイブ: 2019年12月7日(土)19時59分

「おばあちゃん」と親子丼

今夜は親子丼でした。

作っておいて実家で父親と親子で食べ、残り、と言ってもちゃんと最初から3人分作っておいたんですが、の入ったお鍋を持って帰り、帰って温めて卵入れてととろさんも食べました。
お鍋ごと持って帰るのはそこそこかさばるし、中身がこぼれないように気も多少使わないではないですが、ラップでびっしり覆ってるし、何かに入れて持って帰ってまたお鍋に入れて温めてするより楽なのです。

今日は親子丼を食べながら思い出したことがありました。

母が高校生の時の話です。
友人数人と担任の先生の家に遊びに行ったんだそうです。
その時に、出前で親子丼を取ってくれて、その時に起こった出来事です。

グループが6人ぐらいだったはずなので、そのメンバーで行ったのかな?
何にしろ、6、7人の生徒との分と、先生と奥様の分の丼が届きました。

母のグループの中に「おばあちゃん」というあだ名の方がいらっしゃいました。
私も写真だけは見たことがありますが、ほわんと小さくて、なんとなく「おばあちゃん」というあだ名がぴったり、という感じの方でした。

その「おばあちゃん」が、丼を食べようとフタを取りかけて閉じ、口を押さえて、

「ほほほほほほほほ」

と、それこそおばあちゃんがするように笑いだしたんだそうです。

みんなが「おばあちゃんどうしたん?」と聞いても「ほほほほほほほほ」と笑うだけ。
そのうちに誰かが「どうしたんよ」と、「おばあちゃん」の丼のフタを取ってびっくり。

「たくわんや」

「おばあちゃん」の丼には、人数分の「たくわん」がみっちり入っていたそうです。

なんでそういうことになったかと言いますと、普通は一つ一つの丼に2切れとかたくわんをつけていくんですが、数が多かったからか、一つ一つに入れず、まとめて「たくわん」だけ入れた丼をつけてきてたんだそうです。
先生の奥様は「一つ多い」と思いながら、とりあえず一つどけてみんなに配ったんだそうですが、その「たくわんの丼」が「おばあちゃん」に当たってしまったんですね。

もしも私だったら、

「え、たくわんばっかり入ってますよ」

とか、すぐに言って終わりだったと思うんですが、何しろ「おばあちゃん」のキャラの方、それで「ほほほほほほほほ」と笑うばかりになったのだそうな(笑)

「もう、すぐに言うたらええのに」

と、みんなで言ったらしいんですが、この方以外の人だったら、すぐに私と同じように言うだろうなあ。

何かあると母親がそれを思い出して言ってたのを、今日はまた私も思い出しました。
「たくわんばかりの丼」開けたらびっくりするよね(笑)