日別アーカイブ: 2024年3月12日(火)15時33分

いかなごやはり1日限りでした

昨日、通りがかりの出店で、

「なにーいかなご1キロ6500円!」

とびびったわけですが、魚の棚では7000円ぐらい、そして驚くことに某デパートでは、

「8800円」

で、某スーパーでは、

「6458円」

なんて値段で出してても1時間もせず完売だったそうです。

たかっ!

今回最初から、

「漁の具合では1日だけにするかも」

みたいなこと言ってたんですが、だったら最初から大阪湾と同じく今年は漁を休めばよかったんじゃないかと思います。

いつだったか数年前に大阪湾は2日だけ、播磨灘はまだもう少し漁期があった年があったけど、あの頃から、

「大阪湾がやめてるのにこっちはやめなくていいのかな」

と思ったりもしました。

まあ売ってたら買って炊いてたですが。

それから播磨灘がの漁が終わった後、某スーパーの魚売り場で、

「香川県産」

として売ってるのを見つけてびっくりしたこともあります。

だから、もしかしたらそこの魚売り場では、これから先にも売ってる可能性があるかも知れないとも思いますが、それにしてもおそらく5000円を切ることはないんじゃないかな。

思えば大昔は出たばかりの頃に980円とかで、母と、

「もうちょっと安くなってからにしよう」

とか話してた記憶があります。

大阪の伯母さんが小さいのが好きで、そういう人用に1000円ぐらいのを買って炊いたりもしてましたが、大体700円台になったぐらいからが炊き頃だったかな。
なんでか777円という値段をよく覚えてます。
夕方になったら売ってしまいたいので「3袋700円」とかになることもあって、そういうのを狙って炊く方もありましたね。

母が亡くなった年、最後にいかなごを炊いた年、タンカーが座礁したか何かで、

「脂が瀬戸内にまで入ってきたらいかなご炊けなくなるかも」

と、いつもより早めに買って炊いたんですが、母と一緒に並んで買いに行って、その年ぐらいに初めて売出しの時に3200ぐらいでびっくりしたものです。

それからは毎年売り始めは3000円超えになった気がするなあ。
翌年からは私がずっと炊いてたんですが、スポンサーである父と話をして、もうちょっと安くなってから炊こうか、とか様子見ながら炊いてたけど、そのあたりから下がらなくなりました。

ここ数年は1キロ2000円超えが当たり前で、それでもいつもいかなごの神様に守られたように、ほぼ並ばなくてもスーパー行ったら入荷したーとかでうまく炊けてあけど、今年はもういかなごの神様が炊かなくていいと言ってるとしか思えないぐらいでした。
ほんま、このまま減ったらいかなごの神様も怒るって。

本当に今年は最初から漁なしにしてくれた方が心安らかだったなあ。
そしてもしも来年も同じ状況なら、我慢するからちょっと漁をやめてみようよ。

昔みたいに気軽に、

「春が来たーいかなごやー!」

と炊けるようになってほしいと思ってます。

炊ける限り、命の限り炊くつもりしてるから。

そういえば、春のお彼岸のお供えと一緒に送るからと早い人はそのぐらいまでに炊き終えてて、うちはお彼岸の後に値段が下がったらゆっくり、とか言ってたりもしたなあ。
その頃がなつかしい。
その頃みたいに戻ってくれたらいいなと思ってます。