鏡開き、最後は亀山に、そして橙を食うな!

今年のお鏡は生のお餅を重ねたものにしたので今日までもつかなと思ってたんですが、カビずに乾燥して固くなる方に動いてくれたので、見た目だけはきちんとお鏡のままで本日まで実家の玄関に鎮座ましましてました。

見た目もちょっとひびが入ってたんですが、裏返したら1枚目の写真のよう。
いっぱい亀裂が入ってるので、これだったら楽に解体できそうだな。

ファイル 2161-1.jpg

そう思って包丁を持ち出したり、ととろさんが手で割ろうとしたりしたんですが、やっぱり固くてだめ。
それで思いついてマイナスのドライバーを持ち出し、てこの原理で割っていって2枚目の写真のようになりました。
うむ、これでよし。

ファイル 2161-2.jpg

おぜんざいはマンションで炊いて持って行ったので、そこに焼いたお餅を入れて3枚目の写真のようになりました。
小さい火でことこと炊き、アク抜きもしっかりしたし、お砂糖も何回もに分けて入れてまた炊いてを繰り返したおかげで、かなりおいしかったです(⌒▽⌒)

ファイル 2161-3.jpg

「これは炊き方がうまいんやなくて餅と小豆がおいしんやな」

とか、父親の茶化されましたが、自分で満足したからいいの( ̄人 ̄)

ただ、炊くのに「クリステルの鍋」を使ったせいか、予熱がよろしくて最後は煮詰まって「亀山」になってしまった(笑)

「亀山」をご存知ない方のために関西のおぜんざいの説明をちょっと。

関東?では「おしるこ」と言うらしいですが、関西では基本「おぜんざい」です。
関東?で言うところの「田舎じるこ」がそれらしいんですが、まあそう呼ぶのです。
「おしるこ」ってのは本当に粒がない、お汁だけ、こしあんみたいのがそれにあたります。

そして「おぜんざい」のさらに汁気がない粒だけのが「亀山」です。
なんでそう呼ぶかまでは分かりませんが、とにかく「亀山」なのです。
今日は「おぜんざい」作ったのに、煮詰まって最後は汁気がなくなったので到着点は「亀山」になってしまった、というわけです。

調べてみると関東?では「亀山」が「ぜんざい」だという説もありました。
なんでこんなに分かれたんでしょうね?
まあ、おいしいからどうでもいいですが( ̄▽ ̄)

とりあえず全部おいしくいただきました( ̄人 ̄)

そしてお鏡に使ってたお飾りを15日の「どんど焼き」までと元の場所に置いておきました。

と、ととろさんが、

「この橙は食べないの?」

って、それは普通食べんやろ~

そう言ったら、

「でもレモンでも食べられるし大丈夫じゃないかな」

って、橙食ったぞこのクマΣ( ̄▽ ̄;)

酸っぱくないのかなあと思ったら、

「レモンの方が酸っぱいから大丈夫」

って、書いてる今も思い出してこっちまでつば出てきたよ・・・

私も好奇心に負けてほんの少しだけ食べさせてもらったけど、そんなおいしいもんでもなかったな。
思わずチョコ食べたよ、うん。

使う時もあるけど、ほったらかしてミイラ化して捨てることも多いので、ととろさんのおかげできれいに食べてもらってよかったかな?
つーか、来年も食べる気なんだろうか・・・
酸っぱいから料理に使うのに、ほんまにもう、ねえ(^-^;)

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