思い出せないこと

今日、お風呂に入ってていきなり、

「あれ、ジュリアンの苗字なんやったっけ?」

と、思いました。

「ジュリアン」とは、天正少年使節の一人です。

どうやっても思い出せないので一生懸命歌いました。

「がっこう~はセミナリオ~えらばれたよ~ぼくら~よにん~」

と(笑)

ずっと歌っていけて4人の名前のところにさしかかり、

「伊東はマンショ~千々石はミゲル~原はそう~マルチノ~お~~~」

さあ、次だ!

「・・・・はなんたって、ジュリアンさ~・・・お、思い出せない・・・」

あー思い出せない、歌えば思い出せると思ったのに一度切れるんですよ、マルチノの後で、音楽的に。

これが原ならきっと流れで思い出せるだろうに、一度マルチノ~~~で一段落して息継ぎしたら出てこない(笑)

「なんだっけ、4文字なのよ4文字、アンザイ・・・違う、イエヨシ・・・違う、わからーん!」

どうにも思い出せないのでピンポンでととろさんを呼び、

「じゅるりあんの苗字ってなんやったっけ!」

と聞いたら、

「中浦やろ」

と、あっさり教えてもらえました、サンキュー(笑)

はーすっきりした( ̄▽ ̄)

それで「思い出す」ということについて考えながらお風呂に使っててまた思いました。

「そういや腰痛めて入院してた時はあれだけ痛かったのに、息しても痛かったのに、今考えたらどんな痛みだったか思い出せない」

痛かったことは覚えてるんですが、痛みとしては思い出せないんですよね。
本当に半月以上も寝たきりで、動くと泣くほど痛かったのに、今思い出そうとしてもどんな痛みだったかは、当時色々考えたので文章としては覚えてるのに、実際にはどんなだったかとか体では思い出せない。

今でも時々右の腰に違和感があります。
そんな時は怖いなあとなんとなく神経にさわる痛みの感覚をおぼろに思い出すんですが、気持ちの上で怖いの方が先に来る感じかな。

今でも、右足は左足とちょっと感覚が違います。
ちゃんと感覚はあるんだけど、なんとなく違う。
うすーい、本当にうすーい膜が一枚かぶってるような、なんか、そういう説明できない感覚の違いはあるけど痛くはない、そうしたら痛みがどんなだったか思い出せるようで思い出せないんですよね。
不思議だなあ。

そういや、他の痛みも覚えてるようで痛くない時って忘れてるような気もする。
包丁で手を切った時も、足の指をぶつけた時も、そういう話を人から聞くと「分かる分かるー」って言ってるんだけど、分かってるようで分かってないですよね、不思議だなあ。

人間の脳の「覚えてる」って一体何なのかな?と考えててのぼせそうになりました(笑)

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