親父の記憶力

うちのとーちゃんはもう80歳ととっくに過ぎてます。

なんですが、元気(笑)
足腰はちょっと弱ってますが、そこ以外は全部元気です。

よくお年寄りの役って、耳が遠かったり手が震えたり、歯がなかったりよぼよぼしてたりしますが、そういうの一切ない。

まず目、めっちゃ見える。
若い頃から良かった分、老眼は早く来ましたが、今でもなんでもしっかり見える。

次に耳、すんごい聞こえる。
なので、自分がお年寄りの応対した時に、相手が耳が聞こえないかもというのを忘れて慌てることもある(笑)

次に歯、これはもうダントツ。
何しろ一本も虫歯がなく、経年劣化(笑)で割れてしまったのは修理してますが、なんでも噛める、なんでも食べる。
まあ好き嫌いはあるけどな( ̄▽ ̄)

中でも一番すごいなと思うのは記憶力です。

と言っても、仕事関係のことだけで、人の言うことを聞いてないこともよくあるので、その点は差し引きますが(笑)

うちの店はタバコを売ってるんですが、このタバコがね、種類が多くてややこしくてめんどくさくて困ります。
私が店番してタバコを買いに来られても、今でもうろうろしてしまうほど。

以前にこんなことがありました。
私一人の時にタバコを買いに来た常連さんがあったんですが、自分の買ってる銘柄がよく分からない(笑)
分かります、何しろ同じ銘柄でもソフトだのハードだの1ミリだの3ミリだの長いの短いの、見た目ほとんど変わらないのになんか名前違うの、いらーっとするぐらい!

そのお客さんが、

「それやったかなあ、おじさんがおったらよう分かるんやけど」

って、自分の吸うのは自分で覚えていてほしい(笑)

で、もしも違ったら交換するから、とそれを買って帰ってもらいました。

父親が帰ってきて、「こんな人がタバコを買っていったが合ってるのか」と聞いたら、

「ああ、それやったら○○やろ、それで間違いない」

って、なんで覚えてられるんだ・・・(笑)

そんで今日、問屋さんが配達に来たんですが、問屋がね、結構頼りなくて、また荷物間違えてた。

今日は配達に来てもらうだけじゃなく、こちらから返すものも結構あり、父親が問屋に電話してる間に配達の人がそれをトラックに積み込んでくれてました。
初めての人だったので、私もちょっと様子見たりはしたんですが、力仕事手伝うわけじゃないし、そのまま中に入ってました。

返す荷物を積み込んで、

「○○がいくつ、△△がいくつ」

と、あちらが報告したら、

「○○は違うやろ、いくらいくらなかった?」

って・・・

結局、相手が数え間違えてたんですが、何日も前に用意して、その時に数を数えてなんで覚えてられるんだ!
私もその時に数えたんだが、覚えてなかった(笑)

感心したら、

「そんなん普通やろ」

って言うんだが、いや、無理無理。

そんだけほめておいて落とすようでなんだが、その記憶力を私との会話や用事の時にも発揮してくれんかな、とちょっとぼやいておきました(笑)

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