先日、ちょっと「タージマハルのまり」の話題が出まして、思い出してつらつら書いてみようかな、と思いました。
検索してみたら、2011年3月25日の日記「敦盛と私」にちらっと書いてました。
つーか、このタイトルがね、なんちゅうか、うん、まあいいでしょ(笑)
まずは私と「タージマハルのまり」の出会いですが、小学校低学年、おそらく1年の頃に遡ると思います。
当時は須磨に住んでいて、毎月21日には「おだいっさん」こと「須磨寺」で弘法大師をお祭りする縁日があり、学校が終わったらよく行ってました。
おこづかいを握って「おだいっさん」に行き、毎月のようにおままごとのおもちゃを、例えば今月はお箸、来月はスプーンってな感じに揃えたり、「芋飴(好物だった)」を買って帰ったり、「直実と敦盛」の「のぞきからくり」を見たりして楽しんでました。
時々奮発してあんこの入った「釣鐘まんじゅう」も買ったなあ。
ある時、縁日でおじさんが針金を丸くしてつないだような、不思議なおもちゃをかちゃかちゃして見せていて、それがとっても欲しくなったんです。
ですが、縁日のおもちゃにしては結構高くて、おそらく、私の手持ちでは買えないぐらいの値段だったんじゃないかなあ。
他にも欲しいものがあったので、来月に残してそれを買う、なんてことせず、いつも見かけたら「きれいだなあ、いいなあ」と見とれて終わってました(笑)
そんなある年、おそらくそれは小学校中学年から高学年になってから、う~ん、もしかしたらもう中学になってたかなあ、よく覚えてませんが、まだまだ子供だった頃だと思うんですが、新聞を読んでたら、
「あ、これ、あのおもちゃ!」
そう、「おだいっさん」でよく見ていた針金のおもちゃ、あれのことが載ってたんです。
「タージマハルのまり」
そう紹介されていただけじゃなく、なんと、作り方まで載ってた!
早速母親に針金をもらって作ったんですが、その針金がちょっと柔らかかったんですね、作ったのはいいけど、「おだいっさん」で見たようにスムーズには動かなかった(笑)
動かしてたら「へにょっ」と曲がってしまうんだなあ、これが(笑)
それでも、その時はそれなりに満足して、
「いつか大人になったらインドに行ってタージマハルであれを買おう」
そう心の片隅に置いてました。
そして大人になり、インドへ旅行へ行くことになりました。
色々目的はあったけど、その中の一つにこっそりと、
「タージマハルとは言わないが、インドであれを買う」
という目的を入れてました。
そしてインドに行ってあっちこっち見て、おみやげなんかも見たり見せられたりして、物売りの子供達も色々持って来たりはしたんですが、「タージマハルのまり」はなかったんです。
いよいよインドと言えば、のタージマハル観光に行き、ダイアナ妃がそこで写真を撮ったというベンチで記念撮影したり色々して出てきたんですが、やっぱり見当たらない。
まあしょうがないか、とガイドさんに案内されて車(4人だけだったので小さいバンだった)に乗って、さあ出発しようとした時、
「あ、あ、ちょっと待って!」
思わず声をかけて車を出すのを待ってもらいました。
なんと、車のそばに来た物売りの手には、あの、長年憧れた「タージマハルのまり」が!
大興奮して買いましたとも!
ものすごく感動しました。
まさにこれこそ「タージマハルのまり」です!
同乗の人達に説明したんだけど、その人達が買ってたかどうかは記憶にありません。
それどころじゃなかったし(笑)
持って帰って大事にしてたんですが、人間って勝手なもので、いつしかその存在を忘れてました、ごめんなさい(笑)
でもね、実家の押入れ探ったら、その時かった本場物だけじゃなく、子供の頃作ったあのへにゃへにゃの「タージマハルのまり」と、その時の新聞の切り抜きがあるはずです。
今度実家で時間できたら探ってみてもいいんだけど、先日TMのチケットがあるはずの紙類の場所探っただけでほこりでくしゃみくしゃみだったし、近々高松のおじさん夫婦が泊まりに来るから散らかせないし、少し落ち着いたら探してみようと思います。
どんなものだろう?と気になった方は「タージマハルのまり」か「インドのまり」で検索してみてください。
写真も動画も出てきます。