オスの三毛猫とおじちゃんからの電話

昨日、テレビを見てたら三毛猫が出てて、その時に「三毛猫はほとんどがメス」との話があり、思い出したことがありました。

うちの母親がまだ若くて実家で祖父母や兄弟姉妹、姪、それからなぜか従兄弟達と一緒に大家族で住んでた頃、家では犬や猫を飼ってたそうです。

そのうちの三毛猫で、何匹も子供を産んだ子がいたそうなんですが、その子がミケのオスを生むんだそうです。

三毛猫って遺伝的にほぼメスしか生まれず、オスは生まれてもどうも見た目はオスだけどメスの遺伝子持ってるか何かなんですよね。
まあとにかく、オスの三毛猫って珍しいのです。

ところが母の実家では何匹も生まれ、それを聞いた船乗りさんがそのオスの三毛猫を譲ってほしいと言って来ることがあったんだそうです。
なんでも船乗りさんは猫を連れてると運がよくなるとか、船の事故でも助かるとか、そんなことだったと思います。
特にオスの三毛猫ならなおいいらしい。
どういう流れで船乗りさん達が来るようになったのかは分かりませんが、まあさすが神戸だな、と。

昨日、そのことを思い出したものの、もうその話をできるのは高松のおじさんしかいなくて、一度おじさんに電話してみようかなと思ってたら、偶然、夜におじさんから電話がかかってきました。

「今日はお祝いで電話してきたんや」

と言うので、なんのお祝いか聞いたら、

「以前○○が(私のことね)、おじちゃんがビデオを全部DVDに落とし終わったら150歳になってる言うたやろ、それが今日完成したんや」

と、得意そうに(笑)

いつだったか忘れましたか、うちに来た時にととろさんに、

「今までビデオに録画してたのをDVDに焼きたいんやけど」

と、色々相談してたんです。

ただ、その量が半端じゃない。
なので私が「150歳までかかるよ」と言ったのでした(笑)

「ほんま、よかったやん、70年も短く終わって、そりゃお祝いやわー」

と言ったら、

「そうやろ」

と、得意そうでした(笑)

なのでついでに、私もおじちゃんに電話したかったこと、三毛猫の話なんかをしたら、最初のうちは、

「よう覚えてへんなあ」

と言ってたんですが、話してるうちに段々と思い出し、

「そや、元町の家の時や、1回やなくて何回かあったで、猫の名前は覚えてない」

とか言うので、

「猫は全部チイやったでしょ」

と言ったら、

「そや、チイや、言われて思い出した、しかし○○はよう覚えてるなあ」

と感心されたので、

「なんで忘れるんよー」

と、笑ってました(笑)

私は母親やおじさんおばさんから聞いた話をよく覚えてて、高松のおじさんは何かあったら、

「○○に聞いたら分かるんちゃうか」

と、聞いてくることがあるんですが、まあ大抵分かる(笑)

それで三毛猫の話でちょっと盛り上がりました。

「あれは親父が好きで飼うてたんや」

と、今回初めて聞けた話もありました。

へえ、おじいちゃんが猫好きやったんか、それはなんか意外やったなあ。
なんとなく、母親やおばさんが好きで飼ってたイメージだったんです。

おじちゃんは毎月1日の夜、私が帰ったぐらいにうちの父親やおじさんの奥さんのお兄さん等、何人か年寄り(笑)に電話して安否確認(笑)するんですが、うちに直接電話してくることはそんなにありません。
なので今回みたいに電話したいなと思った時にぴったり電話かかってきたのはちょっとびっくりでした。

おじちゃんは昨年、本当に自分の人生の相棒と言ったらいいぐらいの義弟に先立たれ、かなりショックを受けてたんですが、今はその分を自分が長生きする、米寿までは生きる!とがんばってるので、まだまだ元気でいてほしいとあらためて思いました。

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