毎日の悩みどころはご飯なんですが、今日は週末に作った「白菜スープ」がまだ十分残ってる。
ってことは、おかずをなんか考えればいいんですよね。
んで、色々考えた挙げ句、ととろさんは冷凍してあった「サンマの蒲焼」で蒲焼丼にしてもらおう。
とーちゃんと私に何か一品準備すればそれでいい。
うむ、楽しよう。
病院の帰りにスーパーに寄り、何か、と売り場をうろうろ。
ふと目についた「タイのアラ炊き」を買いました。
いつもは炊くんだけど、見た目がこっくりとおいしそうだったので。
夜、とーちゃんに出して味を聞いてみたら、
「結構おいしいわ」
とのことでよかった。
が、その後で、
「けど、ウロコの処理してない、多分全然してない、それぐらい残ってる」
って、おい(笑)
私は「タイのアラ炊き」はウロコ処理が命だと思ってます。
それさえきちんとしておけば、後は生姜、砂糖、醤油、酒、そしてうちはつゆだくがいいので水を入れて炊くだけだもの。
いつもアラを熱湯で霜降りにし、水を入れたボウルできれいにウロコを掃除して、それを調味料を入れたお鍋に入れて炊きます。
何回も水を変えて、そのたびに三角コーナーに移すんですが、ウロコがぼろぼろと落ちます。
そしてこの作業をしてる時、なぜだかいつも、
「西太后がアラ炊きを食べたいと言い出したら嫌やろな~」
と、考えるようになりました(笑)
西太后が好きだったって記録があるわけじゃないんです。
私の妄想、うん(笑)
ただ、西太后のある逸話とある時急にリンクしてしまったのです。
色んなおとろしい話持ってる人ですからなあ。
西太后は若い頃は美貌で、年をとってもずっと美容にはうるさかったらしい。
それで60歳頃になっても自分はまだ若く美しいつもりだったので、髪の手入れをしていた侍女が白髪を見つけたりしたら、そりゃおとろしい罰を与えてたりしたそうな。
それで、髪の毛を手入れする人は西太后に気づかれないように白髪を処理して、西太后様はご機嫌うるわしう・・・
ふとそれを思い出し、
「もしも西太后がタイのアラ炊きが所望じゃと言われたら、ウロコの処理困るやろなあ」
と、考えてしまったんです。
ウロコを1枚でも見つけたら料理人が厳しく罰せられるんやろな、かといってウロコを1枚も残さないように処理してたら水でふにゃふにゃになって味が落ちる、そうするとまたまずいと罰せられる、困ったこっちゃな・・・
「なんじゃこのウロコは許せぬ」
「ですが西太后様、タイのウロコは残さず処理するとアラの味が落ちてしまいます」
「わらわに逆らうのか、鞭打ちの刑じゃ」
みたいなことを考えながら、ウロコを洗ってます(笑)
まあまあ、色々ひどいことをしてきた人らしいですが、タイのウロコについては多分無罪です、ごめんなさい(笑)