いかなごのルーツ

今日の午後、亡くなったいとこの旦那さん、Rちゃんが来ました。

「畑でキュウリがたくさんとれたから」

Rちゃんはいとこが元気だった頃から一緒に家庭菜園をやってました。
少し前にも玉ねぎやジャガイモをたくさん持ってきてくれて、その時には私は実家にいなかったので会うのは久しぶりです。

つい先日、結婚して奈良に住んでる娘に子供が生まれて、赤ちゃんの写真とか見せてもらいました。
おじいちゃん、うれしそうだったなあ。
赤ちゃんの写真も可愛かった。
神戸に帰って来てる時に会えたらいいな。

そういう話をしてたら、

「◯◯(娘の名前ね)がいかなごの炊き方を教えてほしいと言ってた」

らしい。

Rちゃんちはいかなごの本場、垂水です。
本場だもんね、いかなごの。

いいよいいよ~ということから、いかなごの話になり、そもそもなんでうちでいかなごを炊くようになったか、といかなごルーツの話題に。

私も何度も聞いて知ってるんですが、もう何十年も前に父親が垂水のお客さんのところを仕事で訪ねたら、そこの奥さんが、いかなごとショウガや調味料一式をセットして、

「今から持って帰って炊き」

と、炊き方を教えてくれたので、そのまま家に帰って炊いたがの一番最初のいかなごになります。

その話、私はてっきり家に帰って父親が母親に教えて母親が炊いたのだとばかり思ってたら、なんと、父親が炊いたらしいΣ( ̄▽ ̄;)
いやあ、知らんかった、びっくりしたわ~

なので我が家で一番最初にいかなごを炊いたのは父親ということになります。
まだ当時は一部で炊かれてただけで、父親もその時に初めて知ったらしい。

それから段々とうちの家でも炊くようになり、今では・・・まあ皆さんご存じのように業者みたいに炊くようになってしまったのでした(笑)

思わぬところから思わぬことを知ってしまった。
まさか父親がルーツだったとは・・・

父親が炊き、母親が続けて炊き、今では私が炊いてるいかなごですが、来年の春は弟子ができるかも知れない。

今はいかなごが少なくなってきて、いとこの娘が神戸に帰ってきた時に買えるかどうか分からないし、そもそも来年の春はまだ1歳にならない子供抱えて炊けるかどうかは分からないけど、実現したらいいなあ。

長く続く風習とかって、こうして続いていくのかなあ。
なんか楽しくなってきたぞ、うん。

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