日別アーカイブ: 2019年4月2日(火)07時00分

かすった気がする「令和」

発表されましたね、新しい元号。

私は父親と一緒に病院の待合室でその時を迎えました。

会計が終わったのが11時25分ぐらいでした。

「もう5分ぐらいやからここで見せてもらおう」

と言って父親と待合室のテレビを見てました。

まだ薬局にも行かないといけなかったんですが、とりあえず待つことにしました。
他にも何人か気にして座ってたなあ。
でも車が皇居に行ってるのとか見て帰ってしまった人もいた。
「53分ぐらいとか言ってた気が」と言って帰った方もいらっしゃったです。

10分ほど遅れて元号が発表されました。

「令和」

見た瞬間に「いいな」って思って言ってました。
なんか好きだなあと思いました。

それで父親置いて道路渡ったところにある薬局に行ったら、ここでもテレビがかかってて、見たら「万葉集から」ってあって感動!
だって、私は古典好きの万葉集好きですよ!
「平成」の時から出典は中国の古典って聞いて「日本の古典から、万葉集とかからにすればいいのに」と主張してて、今回も同じこと言ってたんですから。
うれしかった~♪

それで「わあ」って顔してたら、薬局にいたおばあちゃんが「ええよねえ、爽やかな感じするよねえ」とにっこり話しかけてきて、いいですよねえと笑い合ってました。

うん、好きですよ「令和」って。

で、どうしてこの元号になったかとか聞いてて「うわ~悔しい」と言うことがいくつかありました。

まず、安倍さんが「個人が花を咲かせるような」と言ってたのでそれがヒントって聞いて、

「花か、桜とかつくのかな」

と思ったんですよ。

でもねでもね、古典の世界では「花」と言うと「梅」なんですよね。
梅の歌から取ったと聞いて「古典好きなのになんでそこに気がつかんかった!」と悔しがることしきりです。

それと、前からなんとなくですが、

「元号のイニシャルRな気がする、もしくはKか」

って言ってたんですよ、私。

で、Rがつく字を考えて、

「らは羅紗の羅ぐらいしか浮かばない」
「りはりょうかなあ、優良の良か律令の令」
「るは留萌の留ぐらいしか」
「れはれいか、礼か玲、鈴?」
「ろは絽とか露とか」

みたいに考えてたんです。

はい、出ましたね「令」って。
でも読みが違いました「りょう」って、「律令」って出たので「りょう」としか思ってなかったあ!
惜しい!

ちなみにKは多すぎて絞れなかった(笑)

そしてですね、父親とテレビ見てたら父親が、

「仁が入るんちゃうか言うてた」

と言い出したので、

「言うてたね、それから和もありそう」

って、ここでも言うてたんですよ「和」って!

でも「和」かもって言われた時に浮かんでたのは、他によく言われてた「永」と「安」とくっつけて「永和」とか「安和(あんな?)」しか思わんかったあ!

考えてください。

「万葉集から」で「R」で「令(りょうだったが)」で「和」って、合ってるやん、かすってるやん、かすってるやん!
でも合ってないやんー!(笑)

なんだろう、微妙な超能力者になったような感じ。
例えば缶のようかんについてる小さいスプーンかヤクルトのストローぐらいしか曲げられない超能力者のような(笑)

結果的にはずれてるのに、なーんか惜しかったような、そんなこと感じてました。

そして総合的にいい元号だと思います「令和」って。
ものすごく日本的、だからか一瞬で好きになった。
この元号決めた人は日本が好きなんだろうな、って気がします。

それから、これでみなさん万葉集に興味持ってくれたらいいなあ。
でね、戦国や日本刀の時みたいに、後から興味持った人にどんどん抜かされるんだぜ、私。
「ぼーっと好いてるんじゃねえよ!」ってな感じで負けてくんだぜー(笑)

だから今から言っておきます。

「私なんか、私なんか、昔から万葉集好きで犬養孝先生のイベント行ったり、まだまだお若い研究者だった中西進先生の本にサインもらったこととかもあるんだぜーだぜーだぜーだぜーー(こだま)」

こうして負け惜しみの中で「平成」を終えて「令和」をまたぼ~っと生きるんだな、私は(笑)

良い時代になりますように。
いえ、しましょう!