今朝、父親と定時連絡の時の会話。
「おはようさん、今日は○○さんのお誕生日やね、おめでとう!」
「おはよう、弘法大師やな~」
なんのこっちゃ?ですよね?(笑)
先日の日記、「ワレモノチュウイ」の時に、「父親のお友達の誕生日にお菓子を買った」と書きましたが、そのお誕生日が今日なんです。
昨日、父親が、
「今朝は○○さんが来んかったんや、あんたちょっとアレ持って行って」
と言うので、
「え、誕生日明日でしょ?明日来るかも知れんやん?」
と言ったら、
「明日はあんた休みでしょうが」
と言うので、
「でもお誕生日まで待ったら?用意してて来なかったら翌日でもええやん」
と言ったら、
「せやな」
と、納得したのでした。
だって、前日に来なかったからって押しかけるのもねえ。
その時に、ふと気づいたのです。
「そう言えば明日はしまい大師やなあ、あ、そうか!」
「しまい大師」とは、毎月21日ある弘法大師空海のおまつり、縁日の今年最後の日のことです。
「弘法大師」「空海」ですが、親しみを込めて「お大師さん」、関西では「おだいっさん」と呼ばれてもいます。
「おだいっさん」の功績?の一つに、「四国八十八ヶ所霊場」があります。
弘法大師に縁のお寺88を順番にお参りするあれですね。
他にも全国各地に「弘法大師が見つけた温泉」だとか「弘法大師が作ったなんとか」がいっぱいあるのです。
平安時代に命がけで中国まで行き、仏教を勉強して帰ってきて、今度は日本中を歩いて布教して、奇跡を起こしてまわり、最後には高野山で亡くなって、一説では今も日本のため祈り続けてくれているとか。
それで普段から父親と、
「弘法大師はすごい行動力、日本中歩き回ってあれだけ色々やってるんやからなあ」
てな話になってたのです。
それで、
「そうか、○○さんのお誕生日はしまい大師の日か、おだいっさんの生まれ変わりやからあれだけずっと歩いとってんやなあ」
と言ったら父親に大うけ(笑)
「○○さんは現代の弘法大師やったんやなあ」
てなことになったわけです(笑)
なんで歩くようになったのか聞いたことがあります。
昔、まだこの方が会社に勤めてらっしゃった頃、もう時効なんですが、飲み会の帰りに駅からバイクに乗って帰ったことがあったんだそうです。
「普段はそんなことせんのですが、あの時はうっかり乗ってしまった」
とか。
そうしたら、その日に限って検問があったんだそうです。
人生ってそんなもんですよねえ。
「どうしよ、もしも捕まったら飲酒運転で会社クビになるかも!」
絶体絶命です。
それでも逃げたらもっと罪が重くなるし、どうしよう。
困ってたら、何かあったのかな、それで警察の人が一時的にでしょうがいなくなったか何かで、
「今だ!」
と、違う道に行って押して帰ったんだそうです。
「それでも懲りて、年末とかお酒を飲む機会もあったのでバイクはやめるぞ!と嫁さんに言うた」
そうです。
そしてバスに乗るようになったんですが、
「時間には来ないしおばちゃんらでいっぱいでぎゅうぎゅうやし、待ち時間もいるし」
で、
「いっそ歩いた方がいい」
と、歩くようになったそうな。
それ以来歩くのがデフォになったからでしょうが、そりゃもう本当にたくさん歩いてらっしゃいます。
毎月1回お墓参りに行くのにも、元町から六甲のどこだっけかな、そのあたりまで歩いて往復するし、帰りも駅1つとかへっちゃらで歩く。
「嫁さんと電車で出かける時、あっちはエレベーターやエスカレーターに乗っても、わしはこっち行くからって階段上がるのに、あっちの方がはあはあ言うてる」
ぐらいお元気です(笑)
そして行く先で困った人のお手伝いしたりして、うちのとーちゃんみたいに友達増えて、本当にアクティブな方なんです。
見習わんとなあ、現代の弘法大師。
うちなみんな運動不足過ぎる、うん。
おめでとうございます!
そして、これからもとーちゃんをよろしく(笑)