一昨日、父親が、
「明日(14日土曜日)の2時ぐらいからちょっと来てもらえんかな?」
と、電話をかけてきました。
どうしたのかと思ったら、
「宮崎からぶーやんが来るんや」
と。
「ぶーやん」と言う方は、父親の高校の同級生です。
5月に同窓会があった時にも宮崎から関西まで来られてたのですが、病気で歩けなくなって車椅子で、しかも目もほとんど失明状態だったそうです。
前年に会った時はもうちょっと元気だったのに、会うたびに弱っていってると・・・
私が震災の時におばさんのつきそいをしてた病院の院長が偶然にもその方の弟さんで、その院長さんとご縁があるらしい、うちから車で15分ほどのところにあるホテルで同窓会の二次会を5月にもやってました。
そこでまた集まろうと突然連絡があったらしい。
「どうしようかと思ったんやけど、せっかく遠くから出て来るんやし・・・」
と、父親ははっきり言わなかったんですが、心の中では今回がもしかしたら最後になるかも知れないとの思いもあったらしい。
そんなわけで、ちょっと手伝いやら店番やらするために昨日の2時頃に実家に行って4時半頃一度戻り、もう一度6時半頃からそのホテルまで父親を送って行きました。
帰りは遅くなったのでタクシーで帰ってきて、
「今帰って来た、楽しかったわ~」
と言うのを聞き、よかったなあと思って夕べは終わり。
今朝、今日は父親が甥っ子のピアノの発表会に行くのでまた駅まで送って行きました。
それぐらいのことできるようにはなってるんですよね、うれしいことに♪
迎えに行った時に昨日のことを聞いたら、
「それがな、ぶーやん、外人さんと来てたんや!」
って、なんですとーΣ( ̄▽ ̄;)
話を聞くと、ご近所にアメリカ人の方がいらっしゃって、その人と一緒に来てたらしい。
「弟達(院長さんと事務長さん)も知らんで、見てびっくりしてた」
らしい(笑)
「それで、その方は日本語できたの?」
と、聞いたら、
「日本に住んで十数年で、日本人より正確な日本語を話すらしい」
と(笑)
お元気そうでよかったなと言ったら、
「それが、ぶーやん、歩けるようになってその人に手ひいてもらって、杖ついて歩いてた」
って、なんですとーΣ( ̄▽ ̄;)
しかも、
「乾杯ができるぐらい目も見えるようになってた」
って、なんとなんとーΣ( ̄▽ ̄;)
おまけに、
「手はつないでもらってるけど、まだキスはしてない関係とか冗談言うてな」
って、一緒に来たの女性かいーΣ( ̄▽ ̄;)
まあ、そんな変な間柄ではないらしいんですが、ぶーやんさんが今回は東京支部である同窓会(5月にあったのは関西支部)に参加がてら関西に寄るのに、そのアメリカ人女性(50~60代ぐらい?)も観光がてら一緒についてきてくれたらしい。
昨日は通天閣と大阪城に行ってたそうな(笑)
「それに乾杯しながら『みんなで東京オリンピックに行こう』とか言うてた」
って、どんだけ元気やねんー(笑)
「よかったね、正直もう最後かもと思ってたんでしょ?いい意味でびっくりさせられたね~負けてられへんやん~」
と言ったら、父親も、
「そうなんや~びっくりしたわ~」
と、うれしそうに笑ってました(笑)
なんかな~こういう話聞くとすごくうれしいです。
こっちも元気もらえたな~
7年後と言うと、うちの父親もぶーやんさんも、昨日一緒だった同窓生の方も、みんなもう90前ですよ、でも、なんかみんなで揃って東京オリンピック見に行ってる気がする(笑)
ととろさんが、
「こっちもがんばらな、うちらの方が負けるで」
って言うてるけど、ほんまや(笑)
ってことで、がんばりますよ、ええ、負けてられまへんからな~♪